今夏にラツィオからクリスタル・パレスに加入した鎌田大地が、現地8月18日に行なわれたリーグ開幕節のブレントフォード戦で先発し、プレミアデビューを飾った。日本代表MFは70分までプレーし、チームは1-2で敗れた。
フランクフルト時代にも共闘したオリバー・グラスナー監督が、「今日はまずまずの出来。ほとんどの部分で良かったが、トップレベルではなかった」と評価した鎌田について、現地紙『The Standard』でドム・スミス記者は「完全に調子を取り戻すには時間がかかるかもしれない」と指摘する。ただ、そのパフォーマンスには好印象を抱いたようだ。
「カマダはチームで最も活躍した選手の1人だった。オリバー・グラスナーから先発を任された彼は明るく活発で、エベレチ・エゼとともに、2人の10番のうちの1人としてプレーした。カマダはエゼを十分に補完し、グラスナー監督が好む3-4-2-1システム内での彼らの相性は、今後もさらに向上するだろう」
他のチームメイトとも、問題なく連動できたようだ。
「ラツィオからフリーで加入した28歳の緻密なコントロールは、西ロンドンの太陽の下で早い段階から感じられ、左サイドバックのタイリック・ミッチェルや右サイドバックのダニエル・ムニョスにパスを展開し、パレスの攻撃を組み立てた」
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いずれにせよ、10番を背負うエゼとの関係性が1つの焦点になるか。記事では「この日本人はマイケル・オリース(バイエルンに移籍)とは全くプロフィールが異なる。エゼは、ワールドクラスのウインガーとのコンビから、本物の攻撃的ミッドフィルダーとのコンビに変わった。適応するには時間がかかるだろう」と展望する。
そして最後は「鎌田にとって、パレスでの生活は地味ではあるが、まずまずのスタートだった」と締めくくった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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