長谷川唯は8月20日、パリ五輪後の日本での束の間の休暇を終え、所属するマンチェスター・シティがプレシーズンツアーを行なうオーストラリアへ向けて出国。日本を発つ前に羽田空港で取材に応じた。
シティは昨季のイングランド女子スーパーリーグで5連覇を達成したチェルシーと勝点差で並び、得失点差で惜しくも2位となった強豪だ。
長谷川は最終節まで優勝を争ったチームの主軸として活躍し、イングランドのプロサッカー選手協会(PFA)が選出する女子の年間ベストイレブンに選出されていた。
そんな長谷川は、新シーズンに向けて以下のようにコメントした。
「まずはリーグ優勝が目標。昨シーズンは、ほんとにあと一歩のところで届かなかった。自分自身も3年目を迎え、チームとしての成熟度も全然違うと思うので、今年はここは絶対に取りたい」
続けて、「チャンピオンズリーグの本戦にしっかり出れるように、まずは良い準備をして、チャンピオンズリーグでも自分たちらしいサッカーというか、本当に自分の好きなスタイルを世界で見せれるようにしたい」と意気込んだ。
【PHOTO】可憐に、エレガントにピッチを舞う!長谷川唯の厳選フォトを一挙お届け!
また、今季からシティにDF清水梨紗、GK山下杏也加、FW藤野あおばと、いずれも長谷川と同じ日テレ・東京ヴェルディベレーザ出身の3人が加入した。
「やっぱりシティに合う選手たちが来たなっていう印象だった」という長谷川は、「3人がフィットできない可能性はないと思ってますし、本当に不安もない。3人が自分たちらしさを出せるように、サッカーだけではなく、生活面でサポートできたらいいなと思う」と歓迎した。
「シティというビッグクラブに日本人が増えるのはすごく嬉しいです。海外のチームやスタッフに日本人が評価されていると感じる部分でもある」という一方で、「シティにとってもポジティブな補強」とし、以下のように期待に胸を膨らませた。
「本当に日本人の良さは自分が一番分かっていると思うので、(日本人3選手が加入して)昨季までは見せれなかったコンビネーションも見せられるようになると思うので、楽しみです」
マンチェスター・Cはオーストラリアのパースで現地時間8月28日にレスターと、9月1日にパリ・サンジェルマンかウェストハムとプレシーズンマッチを行なう。なでしこジャパンでもチームメイトの日本人選手の活躍に注目だ。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
【PHOTO】華やかに可憐にピッチで輝く!世界の“美女フットボーラー”を一挙紹介!
【記事】「喪失感は半端なかった」パリ五輪のブラジル戦で奇跡を起こした谷川萌々子がアメリカ戦メンバー外のショックは今なお消えない「本当に残念だった」【なでしこジャパン】
【記事】「浜田さん、見てないですか?」なでしこ19歳のスーパー逆転弾を知らなかった? 岩渕真奈の鋭いツッコミに大物MCもタジタジ【パリ五輪】