日本サッカー協会(JFA)は8月21日、なでしこジャパンの池田太監督が契約満了に伴い退任すると発表した。
同日、JFAにて会見を行なった佐々木則夫女子委員長が、池田監督の契約満了の理由を以下のように説明した。
「選手やスタッフとのコミュニケーションは非常に良い雰囲気のなかで指揮してくれた」と評価する一方で、結果についてはシビアに見たようだ。
「3年半の活動を踏まえたうえでの状況。なでしこジャパンが(ワールドカップとパリ五輪)2度の世界大会で共にベスト8だった。やはりベスト4に進み、さらに注目を集め、女子サッカーの繁栄につなげるという大きな使命があった」
そして、「今後の世界大会で(再び頂点を目ざすうえでは)やはりもうひとつ、サッカー的な要素が、新たな技術的な側面が必要になってくる」とコメントした。
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後任の人選はこれからで「日本の指導者のみならず、世界に広げたなかで検討を進めている」と明かした。
なでしこジャパンは10月26日に国立競技場で親善試合が予定されている。
「もちろん10月に間に合うのが一番だが、それありきで人事をしていくわけではない」と、慎重な姿勢で新指揮官を探していく構えだ。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
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