プレミアリーグのチェルシーは現地8月21日、アトレティコ・マドリーからスペイン代表FWジョアン・フェリックスを獲得したと発表した。契約期間は2031年6月30日までの7年契約で、英衛星放送『スカイ・スポーツ』によると、移籍金は4200万ポンド(約80億円)+ボーナス430万ポンド(約8億2000万円)になるという。
現在24歳のJ・フェリックスは、ポルトやベンフィカのアカデミーで育ち、2016年に16歳でプロデビューし、ポルトガル期待のニュースターとして若くして脚光を浴びた。
18年夏にベンフィカでプロ契約を結ぶと、18-19シーズンに早速15ゴールを奪う活躍を見せ、翌年夏に当時の歴代4位となる1億2600万ユーロ(約151億円)の移籍金でアトレティコ・マドリーに引き抜かれた。
ここまでは順風満帆なキャリアを送っていたが、A・マドリー移籍以降はディエゴ・シメオネ監督の要求に応えられず。絶対的な存在とはなれないまま、約3シーズン半を過ごした。その後はシメオネとの確執もあって、23年1月にチェルシー、同年9月にはバルセロナへとレンタル移籍を繰り返し、今夏にA・マドリーに復帰したものの、なかなか新天地が決まらなかった。
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そんな状況だったこともあり、約1年ぶりにチェルシーへの復帰を果たしたポルトガル代表アタッカーは、「チェルシーに戻って来れて本当に嬉しい。ここでの生活は大好きだったし、いつかプレミアリーグに戻りたいと友人にも話していたんだ」と喜びを露わに。
チェルシーの指揮を執るエンツォ・マレスカ監督も、「クラブはすでに彼のことを知っている。彼には才能があるし、トップ下、9番、ウイングと様々なポジションをこなせる」とコメントしている。
はたして、近年キャリアが停滞気味の印象だったJ・フェリックスは、二度目のプレミアリーグで本来のポテンシャルを発揮できるのか。要注目だ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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