[天皇杯・ラウンド16]千葉 1-0 札幌/8月21日/フクダ電子アリーナ
8月21日、各地で天皇杯・ラウンド16が行なわれ、今季のJ1で残留争いを強いられている札幌はJ2の千葉と対戦。5日前のリーグ戦・鳥栖戦(〇5-3)から大きくメンバーを入れ替えた札幌は、前半終了間際に千葉のボランチ・品田愛斗に美しいFKを叩きこまれて0-1で敗れた。
「結果がすべてだったので不甲斐ない試合だったと思います」
そう振り返ったのは前述の鳥栖ではボランチとして先発し、この日は、後半頭から3バックの右として出場した馬場晴也だ。
J1残留へ夏場に大型補強に踏み切った札幌は、千葉戦で新FWのアマドゥ・バカヨコや若手らフレッシュなメンバーを先発で起用。しかし、連係面で課題を残し、後半途中からのバカヨコ&ジョルディ・サンチェスの新助っ人2トップなども奏功せずに最後までゴールが遠かった。
馬場も「(組むことが少ないメンバー構成は)分かったうえでしたが、普段ならいるところに味方がいなかったりしました。途中からだったら前2枚のアマとジョルディの高さを意識してクロスを自分のところから上げたほうが良かったかなと思いましたがちょっと悩みながら、考えながらプレーしていました」と話す。
本来であれば、新たな力の発掘にも活かしたい試合でもあったが、悔しき結果となった。それでも馬場は前を向く。
「下を向いている暇はないし、本当にすぐに試合があるので、今日出た課題というか、今後を考えても新加入選手との融合は必ず鍵になってくるので、そこのすり合わせを上手くしていかなくてはいけないです。悔しい結果でしたが、これを糧にチームとしてやっていきたいです」
【動画】千葉×札幌ハイライト
またクラブ一筋の宮澤裕樹も改めて決意を語った。
「リーグに向けてしっかりチームとして向かっていきたいです。今後はルヴァン(カップ)もありますから、ルヴァンももちろん自分たちは取りに行くつもりで力を入れてやっていかなくてはいけないですし、残りの試合は少なくなってきたので、皆さんに勝利を届けられるように、試合を多く戦えるようにチームとしてやっていきたいです」
天皇杯の敗戦をこれから札幌はどうつないでいくか注目だ。
取材・文●本田健介(サッカダイジェスト編集部)
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