マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する「王下七武海」メンバーのなかで「最強」といえば多くの読者がミホークを思い浮かべることでしょう。では、他のメンバーでは絶対に勝てないのでしょうか?
「最強」はミホークだけじゃない! 画像は「Portrait.Of.Pirates ワンピースシリーズNEO-DX “鷹の目” ジュラキュール・ミホーク Ver.2」(メガハウス) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
【画像】えっ、イム様と血族なの? こちらはミホークの過去に詳しそうな人物です(3枚)
冷酷さ、カリスマ性も「最強」の条件?
マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する「王下七武海」の面々は、個性豊かで実力豊富なキャラクターばかりです。ファンの間でも人気を博しており、王下七武海制度が終わった現在でも「王下七武海メンバーが好き」という人は少なくないでしょう。
さて、王下七武海のなかで最強といえば、「ジュラキュール・ミホーク」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか? 「世界一の剣豪」と呼ばれ、他のメンバーと比べると一線を画しているようにも感じます。では、ほかの王下七武海メンバーでは勝てないのでしょうか?
マーシャル・D・ティーチ
「黒ひげ」こと「マーシャル・D・ティーチ」は、いままでに登場したキャラクターのなかで唯一「グラグラの実」と「ヤミヤミの実」のふたつの「悪魔の実」を食べた人物です。通常であれば、悪魔の実をふたつ以上口にしてしまうと死亡するとされていますが、どういうわけか、ティーチはふたつ以上の「悪魔の実」の能力を手に入れても生きています。
能力者としても抜きんでているほか、元「白ひげ海賊団」2番隊隊長の「ポートガス・D・エース」の身柄と引き換えに王下七武海入りを果たし、もともと所属していた「白ひげ海賊団」内で、仲間であった「サッチ」を殺害するなど、悪党としての冷酷さにおいては「王下七武海最強」といえるでしょう。ちなみに、ティーチはその後も着々と成り上がり、現在は四皇の一員となっています。
ボア・ハンコック
「海賊女帝」として知られる「ボア・ハンコック」は、世界一とうたわれる美貌を持ち、見る人を魅了する「メロメロの実」の能力を持つ女性です。「メロメロの実」の戦闘能力は非常に高く、前述のティーチですら、その能力を欲しがったほどで、男女関係なく石化状態にしたり、心を魅了して能力者の想いのままに操ったりできます。
コミックス105巻1059話では、「バスコ・ショット」や「カタリーナ・デボン」など強者ぞろいの「黒ひげ海賊団」の船長たちですら、ハンコックの魅力の前に石化していました。人びとの身も心も魅了し、戦闘不能に陥らせるハンコックなら、ミホークをも魅了することが可能なのかもしれません。
ドンキホーテ・ドフラミンゴ
「ドンキホーテ海賊団」の船長であり、王として「ドレスローザ」を支配していた「ドンキホーテ・ドフラミンゴ」は「イトイトの実」の能力を覚醒させるほどの実力者です。現在は大監獄「インペルダウン」に幽閉されているものの、聖地である「マリージョア」に隠された秘密の「宝」について知っている様子が見受けられるなど、いまだに底知れない恐ろしさを持つ人物として描かれています。
ドフラミンゴの特徴といえば、かなりの頭脳派である点でしょう。ただの頭脳派であれば「サー・クロコダイル」も当てはまりますが、彼は元「天竜人」であり、一般人では知り得ない情報を持っているという点では異質です。何を考えているのか分からない不気味さでいえば、彼こそ王下七武海No.1ではないでしょうか。
強者ぞろいの王下七武海は、王下七武海制度終了後も、本編で重要なカギを握ることは間違いないでしょう。今後のストーリーで元王下七武海メンバー同士の対決があるのか、気になるところです。