今年の「八方の楽屋ばなし」ツアーは“バブル時代”の暴露満載! 「何かに残さんと忘れるわと思ってね」

月亭八方が芸人たちのウラ話を面白おかしく披露する人気のトークイベント『八方の楽屋ばなし』が、今年も開催されます。8月31日(土)の神戸新開地・喜楽館からスタートして、1府4県をまわる全国ツアー。8月13日(火)には取材会が行われ、八方のほか月亭八光、そして9月16日(月・祝)の和歌山公演に出演するアキナ(山名文和、秋山賢太)が登壇して意気込みを語りました。


出典: FANY マガジン

今年も“コンプライアンスなし”!

八方は今年のツアーについて、日本が前代未聞の好景気に沸いた時代の話をしたいと「八方楽屋バブルばなし」と名付け、次のように構想を語りました。

「バブルという言葉を聞いたことはあっても、経験したことのない人がほとんどで、経験した人間の7割はもう死んでいます。先輩方がいろいろな話を残してくださっていますので、それらをしっかりと楽しんでいただけたらなという趣旨でございます」

八方は「バブルの時代は本当によかったんですよ……」と語りながら、1970年代の高度成長時代からバブル景気が終わる1990年代初頭までの約20年は、「目を開いたら仕事、目をつむっていても仕事があった」と振り返ります。


出典: FANY マガジン

これは八方の芸歴とも重なり、「この世界に入って、節目節目で上方のナンバーワンと言われている人との絡みがあったことに気づいた」と続けました。その芸人とは、桂米朝、月亭可朝、桂三枝(現 六代文枝)、横山やすし・西川きよし、笑福亭仁鶴、藤山寛美、横山ノック、そして今年、人間国宝になった浪曲師の京山幸枝若という錚々たる顔ぶれ。

八方は「水戸黄門のうっかり八兵衛ならぬ、私の人生は‟のっかり八方“」だと語って笑わせます。

今回の公演で披露するエピソードについては、いつもと同様、「コンプライアンスはない」と断言。バブル時代を知らない世代“代表”として参加する八光も「舞台なので、いまの時代では話せない話を、コンプライアンスなしでお話できたらと思います。配信もないですし、いまの時代ではできない話も出てくると思います」と期待を込めました。


出典: FANY マガジン

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吉本興業のウラ話にも意欲!?

八方からバブル期の話を直接、聞いたことがあるというアキナ・山名はこう話します。

「八方師匠とロケに行かせてもらいまして、ロケの合間にバブルのころのお話をしていただきました。ほんの少しのエピソードだと思いますが、そのときでさえ“よだれもの”というか、聞いているだけで顔がにやけてきました」

相方の秋山も「僕らからしたら、たまらないですよ!」と声を弾ませます。


出典: FANY マガジン

当日は「楽屋ばなし」のほかに、ゲストのネタ披露や、八方の落語口演があります。八方は「バブル時代は昨日のことように思いますけども、ずいぶん経っていることですから。早いこと、何かに残さんと忘れるわと思ってね。先輩方の話なども、演芸に興味あるならば本当に面白いと思います」と自信をのぞかせます。さらに、かつてのマネージャーの話といった吉本興業のウラ話も話したいと意欲を見せました。