多くのキャラクターたちと出会い、ともに旅をすることになる「ドラゴンクエスト」シリーズ。個性的な仲間キャラたちのなかでも、「強そう」なのに、実際使ってみると戦力にならない「ガッカリキャラ」も多く登場してきました。
スマートフォン版『ドラゴンクエストVI 幻の大地』(スクウェア・エニックス)
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「ようやく仲間になった!」あれ? なんか弱くない?
「ドラゴンクエスト」シリーズには、個性的な仲間キャラクターが登場します。それぞれが多種多様なステータスを持ち、バトルを盛り上げてくれます。しかし、なかには設定や道中のイベントからして「見るからに強そう」なのに、実際仲間になり、戦闘に出してみるとかなり弱かった、というガッカリキャラもいたのです。
倒したモンスターを仲間にできる『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』の、「はぐれメタル」はまさに前述のパターンに当てはまるキャラです。
はぐれメタルといえば経験値を大量にくれるメタル系モンスターであり、通常攻撃が1~2ダメージほどしか与えられない、屈強な防御力の持ち主です。『ドラクエ5』では、ごくわずかな確率で仲間に勧誘することができます。
運よく仲間に迎えられた際には「あのカチカチメタルボディがわが手に!」と、多くのプレイヤーが歓喜したはずです。しかし実際に仲間にしてみると、守備力はゲームバランスの関係上か、上限が設定されており、敵であった時ほどの耐久力はみられません。
特にストーリークリア後の戦闘では、敵が強いこともあってあっさりやられてしまうパターンの方が多く、「戦闘に出したらすぐに死んでギョっとなった」という人は少なくないようです。
同じく『ドラクエ5』の「ライオネック」も、仲間にできる時期と実力が見合っていないといえるキャラです。ライオネックは仲間にできるタイミングが、クリア後の裏ダンジョンに限られています。これは仲間モンスターのなかでも破格の性能を持つ「ヘルバトラー」と同じ条件です。
「ヘルバトラー級の戦力になりそう!」と考えて必死に粘り、仲間にした人は多いのではないでしょうか。しかしその大きな期待に反して、ライオネックは大してステータスが伸びません。しかも本作の物理最強武器である「ふぶきのつるぎ」や、スーパーファミコン版のチートアイテムである「やまびこのぼうし」も装備することができません。
ストーリー攻略中ならまだしも、クリア後に主戦力として使うには明らかに力不足です。仲間にするために周回したのちにその性能を知って、肩を落とすプレイヤーが続出しました。
「強そうに見えて弱かった人間キャラ」といえば、『ドラゴンクエストVI 幻の大地』の「テリー」を連想する人も多いのではないでしょうか。
仲間になるまでのメインイベントではたびたび「強者ムーブ」を見せつけており、仲間キャラ内屈指の強キャラである「ドランゴ」を圧倒的な強さで倒す描写がありました。多くのイベントをこなした果てにテリーが仲間になった際には、多くのプレイヤーが感動を覚えたでしょう。
しかし実際にステータスを見てみると、終盤で仲間になるにもかかわらず、職歴は戦士マスターしかありません。さらには自力で習得している呪文や特技もないザンネンぶりです。
レベルを上げても、ステータスの伸びがあまり良くないので主戦力にはなりません。そのガッカリ感は歴代屈指のもので、「あんなにストーリーで無双してたのに」「ドランゴを倒したのって絶対八百長だろ」という声もファンからは上がっています。
スマートフォン版『ドラゴンクエストVI 幻の大地』:
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