「日本おもちゃ大賞2024」の結果が発表されました。そのなかでも気になるのが優秀賞に選ばれた「トミカを運転!ハンドルドライバー」です。何か懐かしいおもちゃを彷彿とさせませんか?



「日本おもちゃ大賞2024」で優秀賞に選ばれた「トミカを運転!ハンドルドライバー」 (C)TOMY

【画像】えっ、スマホで「ドライビングターボ」が遊べるの? 恐ろしい再現度に驚き

懐かしすぎ!

 2024年8月27日(火)、一般社団法人「日本玩具協会」が主催する「日本おもちゃ大賞2024」の結果が発表されました。

 部門は「エデュケーショナル部門」「ベーシック部門」「アクション部門」「キャラクター部門」「ゲーム&パズル部門」「デジタル部門」「バラエティ部門」「キダルト部門」「共有玩具部門」の9つと、「ヒット・セールス部門」「特別賞」「グローバル・サクセス賞」があります。

 それぞれひとつの大賞と、9部門に4つの優秀賞が選出されました。

 そのなかでも注目したいのは、共遊玩具部門で優秀賞に選ばれた「トミカを運転!ハンドルドライバー」です。かつて人気を博したドライビングシュミレーター「ドライビングターボ」を彷彿とさせるデザインが、私たちの童心をよみがえらせます。

「ドライビングターボ」とは、1980年代にタカラトミーの前身企業のひとつ、TOMYから発売されたおもちゃです。ハンドルとレバーを操作してカーブや障害物をくぐり抜けるドライブ体験に、当時多くの子供が熱中しました。当時の高級スポーツカーのフロント部分や運転席をモチーフとしたデザインが印象に残っている人も多く、40代、50代男性を中心に、「懐かしすぎる」「実家にあって幼少期ずっと遊んでた」といった声が続出しています。

 今回、優秀賞を受賞した「トミカを運転!ハンドルドライバー」(販売元:タカラトミー)は、デザインこそ似ているものの遊び方は異なります。好きな「トミカ」(ミニカー)を本体にセットし、画面と音声の指示に従ってハンドルを操作しながら警察や消防車、カーレースといった車のお仕事ごっこやドライブ体験が楽しめるハンドルトイです。

 また目の不自由な子どもたちも自分でハンドルを操作して「運転」の疑似体験が楽しめる工夫がなされており、一般社団法人「日本玩具協会」が推進する「共遊玩具」の「盲導犬マーク」対象商品に認定されています。また「色の識別がしやすいデザイン」や「色が分からなくても遊べる操作性」などが評価され、おもちゃで初めて色覚の多様性に対応していることを保障する「CUD(カラーユニバーサルデザイン)」認証も取得しているおもちゃです。