英人気ロックバンドのオアシスが、再結成を発表した。2025年夏、カーディフ、マンチェスター、ロンドン、エディンバラ、ダブリンで公演を行い、再始動する。

ノエルとリアムのギャラガー兄弟擁するオアシスは、2009年8月に兄のノエルが脱退したことにより解散。以降、2人の不仲を理由に再結成はあり得ないとされていたものの、8月26日、“27.08.24”(2024年8月27日)、“8am” の文字を映し出した動画がそれぞれオアシス、ノエル、リアムのSNSアカウントに投稿された。そのためこの投稿がオアシスの再結成を意味しているものではないかと大きな話題となり、日本でもTwitter(X)で 「オアシス再結成」 「oasis再結成」 のほか、関連して「兄弟喧嘩」 もトレンド入りとなっていた。

そして迎えた “27.08.24”“8am”(日本時間の27日午後4時)。ついに待望の再結成が事実であることが明らかになった。

オアシスのライブ体験は、他に類を見ないものだ。ステージに上がると迎える歓声、問答無用の名曲がずらりと並ぶセットリスト。観客が一言一句歌い返す、背筋がゾクゾクするような感覚。そして特に、リアムとノエル・ギャラガーが一緒にステージに立つときにのみ感じられるカリスマ性、輝き、熱狂。

2009年にバンドが解散して以来、兄弟はそれぞれ独自のプロジェクトで活躍し、2人で10枚のアルバムを全英1位に輝かせたほか、数え切れないほどのフェスティバルのヘッドライナーを務め、スタジアムやアリーナで公演を行ってきた。しかし、オアシスは別物。再結成のきっかけとなった大きな啓示の瞬間はなく、時が来たという認識が徐々に広まっただけだ。しかし、タイミングは潜在意識の影響に違いない。

今週の木曜日は、彼らの衝撃的なデビュー・アルバム「Definitely Maybe」がリリースされてからちょうど30年目にあたる日であり、2025年には、同じく重要なセカンドアルバム「(What’s The Story) Morning Glory?」も同じ30周年の記念日を迎える。

今回の再結成について、オアシスは次のようにコメントしている。

「銃声が静まり、星が一列に並んだ。長い待ち時間は終わりだ。テレビ放映されることはないからぜひ観にきてくれ。」