「ドラゴンクエスト」の難しい謎解きと聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。歴代のナンバリング作では、ほとんど「ヒントなし」の難解な謎解きが、多くのプレイヤーの頭を悩ませてきました。
鬼畜難易度で知られる『ドラクエ2』でも特に難しかった謎解きとは?
【画像】え…覆面パンツではない? コチラが『ドラクエ3』主人公の父・オルテガの「履いてない疑惑」のビジュアルです(3枚)
「え、このあとどうすればいいの?」答えが見つからずマップを右往左往
「ドラゴンクエスト」シリーズの醍醐味のひとつとして、道中の謎解きは欠かせません。なかには、初見ではとうてい分からない難しいイベントも存在し、多くのプレイヤーが答えを求めてマップ上をさまよいました。
情報が少なかったファミコン時代、悩まされたイベントとして『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の「かわきのつぼの使いどころ」を思い浮かべた人は多いのではないでしょうか。かわきのつぼは中盤で訪れる「エジンベア」の城で手に入るアイテムで、世界の海原の中央あたりの浅瀬で使うと、「さいごのかぎ」があるほこらに入ることができます。
かわきのつぼはゲーム中で「海の水を干上がらせるつぼ」という説明があるものの、どこでどのように使用するかはエジンベア国内では聞き出せません。また、ほこらが現れる浅瀬は世界地図には載っていないため、自力で探し出す必要があるのもイベントの難易度を上げています。
プレイヤーの間でも、「『ドラクエ3』で一番苦労したのはかわきのつぼの使いどころ」「使う場所が分からなくて飯も食べずに何時間も探してた」という声があがっています。
PlayStation用ソフト『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』の「オルゴ・デミーラ」討伐後限定で手に入れられる「ふしぎな石版?」の存在も、自力で発見するのが難しい要素でした。
この「ふしぎな石版?」はラスボスであるオルゴ・デミーラを討伐から、エンディングを迎えるまでの道中で特定の手順を踏むことで入手が可能となります。裏ダンジョンに入るのに必要なため、ぜひとも入手しておきたいアイテムです。
入手方法は複雑で、まずは「グランエスタード」の城下町の井戸のなかで「こわれた石版」を拾います。そして、それを特定の宝箱のなかに収納することで、エンディングを終えてリスタートした際に再び宝箱を開けて「ふしぎな石版?」として再入手できる、というものでした。
しかし、井戸のなかに石版が落ちているという情報は、ラスボス討伐後のお城を一度出て、町の井戸の前まで向かわないと聞き出すことができないのです。
『ドラクエ7』はエンディングを迎えるとリセットしなければ再プレイできず、データはラスボス討伐前に戻っています。そのため、この石板を入手せずにエンディングを迎えた場合は、もう一度オルゴ・デミーラを討伐しないと、石版を入手することができませんでした。
また、「ドラクエ」の歴史をさかのぼると、『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』の「じゃしんのぞう」にまつわるイベントも、シリーズ屈指の初見殺しだったといえます。じゃしんのぞうは「海底の洞窟」で手に入る本作有数の重要アイテムで、1回目は「ロンダルキアへの洞窟」、2回目は「ハーゴンの神殿」で使うことになります。
難しいのは、2回目です。ハーゴンの神殿内で1階から2階へワープする際に、白の十字模様が刻まれた床の中央でじゃしんのぞうを使わなければならないのですが、これに関するヒントがゲーム中ではいっさいありません。
ロンダルキアへの洞窟でじゃしんのぞうを一度使っているので、「まさか2回も使うとは思わなかった」と思い込み、呆然とすることになるプレイヤーが大量発生しました。
他にもネット上では「初見殺しイベント」として、『ドラクエ6』の「きぞくのふくイベント」や、『ドラクエ8』の「月の世界の入り口」を挙げる声もありました。皆さんが苦労したのは、どんなイベントでしたか?