8月27日に放送された「テレフォン人生相談」(ニッポン放送)が、久々の「神回」だったと評判になっている。
この日の相談者は66歳の男性。同じ敷地内に住む息子一家の子どもの身体が小さいことが気になり、「育ちが悪いのかな」と喋ったことが、一家の逆鱗に触れたという。息子の嫁からは「私たちの生活に関与しないで欲しい」といわれ、「どうしたらいいかわからない」という相談だった。
これに回答者で作家・翻訳家の三石由起子氏は、開口一番「簡単なことじゃないですか」と切り出すと、「あなた方はね、他人なんですよ。それがすごい勘違い。子どもの体格が悪いから栄養が足りてないんじゃないかとか、まったく大きなお世話。言ってるあなたが間違い」と一刀両断。
ところが納得のいかない相談者は、「でも言うっていっても1回だけ」と食い下がったが、三石氏は「言うなっていってるんですよ!」とピシャリ。本来であればこの時点でたいていの相談者は納得するのだが、この日は違っていた。
男性は「つまらない人生だね。何にも言えないなんて」と不満を口にすると、最後は三石氏に向かってあろうことか「あんた間違ってんじゃないの?わかった、わかった。年寄りは早く死ねっていってるようなもんだな」とブチ切れ。「もういいですいいです、ありがとうありがとう」と一方的に電話を切ったのだった。
リスナーからは「最初から馬耳東風でしかなかった。最後のガチャ切りも酷かった」「あそこまで人の話を聞かない人も珍しい」などと様々な指摘が出て大きな反響を呼び、一時「ガチャ切り」がトレンド入りするほどだった。
「テレフォン人生相談」では回答者のアドバイスに納得がいかず、相談者がブチギレしたり、話の途中で電話をガチャ切りするパターンがまれに発生しているが、いずれも「神回」として大きな話題になっている。
三石氏はこれまで同様の質問に「他人の家庭に立ち入るな」と口を酸っぱくしてアドバイスを送ってきたが、この日の男性は最後まで耳を傾けることはなかった。息子一家ともう一悶着起こさないことを祈るばかりだ。
(ケン高田)