【最強の台風10号が日本縦断】今からできる台風対策5選。車の停め方、窓ガラス保護テク、掃除すべき“あの場所”…被害を最小限に抑えるために今すぐ行動を

非常に勢力の強い台風10号が日本に接近している。スピードは遅く、28日現在の予想では日本列島を縦断する見込みだ。被害を未然に防ぐために自宅や車周辺のことで今すぐできる、しかし必ずやっておくべき5つの対策を紹介する。
 

車を安全な場所に移動し、強風対策をする

台風の影響で、自宅周辺に被害が及ぶかもしれません。すぐにできる対策で早めに台風に備えましょう。

対策1 車は少しでも高いほうにエンジンルームが向くように止める

台風による強風や冠水で、車に被害が出る可能性があります。
台風が接近する前に、ハザードマップをチェックし、まずは車を安全な場所に移動させましょう。河川や海の近くの駐車場は浸水するリスクがあるので注意が必要です。
また、少しでも高いほうにエンジンルームが向くように停めることも、浸水のリスクを減らす方法の一つです。

屋外に停める場合は、飛来物によって車のフロントガラスが割れるなど破損する恐れがあるので、車用カバーなどを利用することで予防になりますが、強風のため飛ばされないように固定しておくのがポイントです。

対策2 窓ガラスに養生テープを貼って、カーテンを閉める

強風で窓ガラスが割れるのでは……と心配になりますが、窓ガラスはある程度の風圧の強度は耐えることができるようになっています。ですが、飛来物によって割れる心配があり、ガラスの破片が部屋に飛散する可能性はあります。

台風が直撃するまでに時間がある場合は、飛散防止フィルムを貼るのがおすすめですが、家にあるものですぐに対策するなら、養生テープを窓に貼っておくと、ガラスの飛散のリスクを軽減させることができます。

ガムテープだと跡が残ってしまう可能性があるので、できれば養生テープがおすすめです。

貼り方
1 養生テープを縦、横、斜めの米印に貼る
2 窓ガラスの外側を囲うように貼る

こうやって貼ることで、窓ガラスの飛散防止になります。

また、台風の様子は気になりますが、昼間でもカーテンやブラインドを閉めておきましょう。万が一、窓ガラスが割れてもカーテンによって室内にガラスが飛散するのを防いでくれます。

シャッターや雨戸がある家は、飛来物が当たっても窓ガラスが割れる心配は少ないので、しっかり閉めておきましょう。

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ベランダの排水口にゴミが溜まっていない?

対策3 停電に備えて、懐中電灯、スマホのバッテリーを用意しておく

暴風によって、電線が損傷、切断してしまうなどで停電が発生する場合があります。
復旧に時間を要することもあるので、停電の備えをしておくようにしましょう。

住み慣れた家の中でも暗いと何もできず、怪我をする危険があるので、懐中電灯はすぐに取り出せる場所に置いておきましょう。また家族の人数分必要です。ランタンタイプの懐中電灯があると、作業しやすいのでおすすめです。

また、停電時に困るのがスマホの充電切れ。情報収集や連絡はもちろん、お財布として使っている人が多いので、充電をしておくことはもちろんモバイルバッテリーは用意しておきたいです。予備として電池式の充電器もあると安心です。
乾電池もタイプごとに数本は常備しておきましょう。

対策4 排水口を掃除する

最近は、台風に限らず、気候変動によって数十年に1度くらいしか発生しないような大雨に見舞われることが多くなっています。

バルコニーやベランダの排水口に落ち葉やゴミが溜まっていると、排水口が詰まって水はけが悪くなり、ベランダが水浸しになってしまいます。最悪の場合、部屋に雨水が侵入することもあります。

マンションだと隣家や階下に被害を与えてしまうことも。
雨がまだ降らないうちに、排水口は掃除して水はけをよくしておきましょう。

対策5 風で飛ばされそうなものは屋内に入れるか、固定する

庭やバルコニーに置いている鉢植えやプランター、ガーデン家具など、強風で飛ばされて窓ガラスを破損する恐れがあります。

軽いものほど、飛ばされやすいので鉢植えなどは家の中やガレージに入れるようにしましょう。動かせないものはしっかり固定して飛ばされないように対策を。

また、物干し竿や物干し台も軽量なので、取り外して屋内に入れるようにしましょう。
風雨が強まると、バルコニーに出るのも危険なので早めにやっておくことが大切です。

その他、いざというときにすぐに避難できるように避難所や避難経路の確認、非常用持ち出し袋の準備をしておくと安心です。

台風情報をチェックしながら、早めに備えておきましょう。

文/百田なつき