X(Twitter)に投稿された災害時に備える非常用持ち出し袋を分けるアイデアが、わかりやすいイラスト図解で反響を呼び、記事執筆時点で417万回以上表示されています。
非常用持ち出し袋は、1次と2次に分けて考えると準備しやすいです。
1次は「安全に避難し、命を維持する」ために必要なものに絞ってコンパクトにまとめる。両手が空くリュックが便利。
2次は災害が落ち着いてから出番。「避難所で3日程度暮生活する」ために必要なものを詰めておく。#防災リュック pic.twitter.com/09CNzMg6hT— 天野勢津子@著作「防災・被災ハンドブック」発売中! (@amano_setsuko) August 9, 2024
投稿者は、防災士の資格を持つ“イラストライター”の天野勢津子(@amano_setsuko)さん。今回、天野さんは非常持ち出し袋を「1次」と「2次」に分けるアイデアを提案しています。
急いで逃げる1次袋と荷物だけ取りに戻れたときの2次袋
まず、1次の持ち出し袋については、「『安全に避難し、命を維持する』ために必要なものに絞ってコンパクトにまとめる。両手が空くリュックが便利」と説明。
水1リットル、1日分の非常食、携帯ラジオ、常備薬・絆創膏、モバイルバッテリー、現金、健康保険証などが挙げられています。
天野さんはイラストの中で、これは一例であり季節や家族のニーズに応じてアレンジすることをすすめています。
2次の持ち出し袋については災害が落ち着いてから出番になると説明し、「『避難所で3日程度暮生活する』ために必要なものを詰めておく」と説明。
水3日分、水タンク、食料3日分、携帯トイレ3日分、寝袋や毛布などの寝具、安眠グッズなどが挙げられています。
天野さんによると、緊急を要する場合は1次の袋だけを持って避難し、帰宅して荷物を取りには戻れるけれど、家に住むのは危険な場合に2次の袋を避難所に持っていく想定をしているそうです。
家の一部に被害があった場合など、とても大切なご質問ありがとうございます。荷物は取り出せても、家にいるのは危険な場合があります。余震などもありますし。
お役に立てば幸いです。— 天野勢津子@著作「防災・被災ハンドブック」発売中! (@amano_setsuko) August 9, 2024
また、「私だったら1次防災袋は室内の取り出しやすい場所、2次は車に置いて、サブで物置にも備蓄して置く」とも説明しています。ただし、どこに置くのがいいのかは各人の住環境によって異なりそうです。
「こうやって分けると準備しやすいですね」「これを機に見直そう」
あれもこれもと詰め込んでしまいがちな非常持ち出し袋についてのアイデアには、「1次と2次に分けて、用途を明確にすると、準備しやすそうですね」「こうやって分けると準備しやすいですね」「色々買って詰めてるから私の防災リュック結構重いわ。逃げるから軽めにしとかないといけないんやね」「私が求めていた情報!!」「確かに一回で全部持ち出すのは現実的でないもんな。これを機に見直そう」「こういうの本当に助かります!」などの反応が寄せられています。
天野さんはこの他にも、防災に関する知識やアイデアをイラストなどで投稿しています。
画像提供:天野勢津子(@amano_setsuko)さん
非常用持ち出し袋は、1次と2次に分けて考えると準備しやすいです。
1次は「安全に避難し、命を維持する」ために必要なものに絞ってコンパクトにまとめる。両手が空くリュックが便利。
2次は災害が落ち着いてから出番。「避難所で3日程度暮生活する」ために必要なものを詰めておく。#防災リュック pic.twitter.com/09CNzMg6hT— 天野勢津子@著作「防災・被災ハンドブック」発売中! (@amano_setsuko) August 9, 2024
台風対策
台風対策は3つに分けるとわかりやすい
①雨対策…家屋の点検、排水溝の掃除など
②風対策…窓ガラスの補強、ベランダの片づけなど
③停電対策…ライトや冷感グッズの準備、スマホの充電など
前日~当日には浸水対策も。いつ・なにをしたらいいかまとめてます。ご参考になればうれしいです #台風10号 pic.twitter.com/YxQOE99acM— 天野勢津子@著作「防災・被災ハンドブック」発売中! (@amano_setsuko) August 24, 2024
台風時の窓ガラス対策や下水の逆流対策の例です。
養生テープを貼るのはガラスの補強というより飛散防止のため。窓ガラスの補強が間に合わなかった場合の対応です。
大雨で、トイレや、お風呂などの排水口から水が逆流してくることも。トイレや排水口からゴボゴボと音がしたら危険です。水のうで対策を pic.twitter.com/kbQ4YWTEa0— 天野勢津子@著作「防災・被災ハンドブック」発売中! (@amano_setsuko) August 24, 2024
停電時の暑さ対策は、室内温度の上昇を抑えることと、体を冷やすことがポイント。カーテンで日差しを遮ぎる。熱がこもらないよう窓を開けて風通しをよくする(風が通るよう2か所できるとさらに〇)など…
エアコン代わりにはなりませんが、熱中症対策の基本や冷感グッズなどの情報まとめています。 pic.twitter.com/WbKlu09UXc— 天野勢津子@著作「防災・被災ハンドブック」発売中! (@amano_setsuko) August 15, 2024
宮崎県沖の日向灘で強い地震がありました。この後も大きな地震がくる恐れもあります。
そのときどこにいるかをイメージして、とっさに身を守る行動をまとめています。
できれば安全な場所で、姿勢を低くして頭や体を守る。皆さま、どうかご安全に。 pic.twitter.com/movXPrUT2u— 天野勢津子@著作「防災・被災ハンドブック」発売中! (@amano_setsuko) August 8, 2024
撥水加工の風呂敷は1枚あると防災グッズとしても便利です。番組でやっていたように、雨天時のバッグカバーにするほかに、水を入れて運んだりもできます。シートにしたり、ストールやひざかけにしたり、避難所で荷物の目隠しにしたりと使い道色々です。#あさイチ pic.twitter.com/5fmNMalZtw
— 天野勢津子@著作「防災・被災ハンドブック」発売中! (@amano_setsuko) June 11, 2024
富士山噴火のテレビ番組。火山灰の体への影響についても触れられていたのかな。途中から観たのでわかりませんでした。火山灰は風に乗って100㎞以上運ばれることもあるそうです。ちらっと知っておくだけでも役に立つ情報だと思うので、載せておきます。 pic.twitter.com/65hSKFBdsK
— 天野勢津子@著作「防災・被災ハンドブック」発売中! (@amano_setsuko) June 5, 2024
画像提供:天野勢津子(@amano_setsuko)さん