本作は新宿・歌舞伎町にある病院を舞台に、さまざまなバックボーンを持つ“訳あり”な登場人物たちが交錯する社会の構図をテーマとし、ときにユーモアを織り交ぜながら、さまざまな悩みや問題を抱えながらも強く生きる人たちの姿を通して、命の尊さを訴えかける救急医療エンターテインメント。(*以下、ネタバレあり)

 ラブホテルで半裸の状態で目が覚めた岡本(濱田岳)。そこには誰もいなかったが、舞(橋本愛)の「Not Alone」のエプロンが置いてあり、岡本は焦る。

 一方、聖まごころ病院では、ヨウコ(小池栄子)や享(仲野太賀)たちの治療によって生きる希望が湧いてきた堀井(塚地武雅)の母・房江(藤田弓子)がホームヘルパーと共に退院していった。

 岡本はラブホテルのことや今後のことを相談すべく、舞と話す場を作るが、舞は享とも岡本とも付き合う気はないと言ってその場から立ち去る。

 そんな中、アメリカのケーブルテレビが聖まごころ病院の取材に来るが、その日に限って何も起こらない。院長(柄本明)は、当直の医師が運ばれて来た患者の症状や治療方法を報告して意見交換をするカンファレンスを提案。医師たちの報告が始まるが…。

 放送終了後、SNS上には、「嵐の前の静けさの回だったのか」「やっぱり面白い。落語のような江戸の人情話にも思えてくる」「閑話休題の回。それぞれの小ネタが面白くてお得感さえあるのがすごいと思う。でもって、次はクドカン流コロナ禍検証?」「次回クドカンがパンデミックをどう描くか楽しみ」「言いにくいことも、逃げたくなる場面も、目を背けたくなる事象も、ちゃんと書いて作品にしちゃうからすごい。しびれる脚本だぜ」などのコメントが上がった。

 また、「白木さん(高畑淳子)の『横山先生(岡部たかし)って結婚してたの?』は最終回まで続きそう」「横山先生が『そういえば嫁にも言われた。寝顔を見てると殺意が湧くって』と言った時、みんな素で笑ってた気がする。これってアドリブだったのかな」「『縫って!縫って!』『切って!切って!』『どっち?どっち?』のところが最高。今年一番の名シーンかも」「舞ちゃんと岡本がベッドに横になりながら『バッファロー’66』の話をしている時のカメラアングルにキュンキュンした」「自殺未遂をした若い女の子と享が同じ目線で話しているところがよかった」といった声もあった。

 そのほか、「戸塚純貴、ついに『新宿野戦病院』に出演。9人目の“転生者”。もはや『虎に翼』の異世界転生が『新宿野戦病院』という楽しみ方をしたい」「えっ、来週は轟(戸塚)が出るの? もういっそのこと寅ちゃん(伊藤沙莉)も花江ちゃん(森田望智)もよねちゃん(土居志央梨)も、みんなこっちに来ちゃえばいいよ」といったコメントもあった。