『ONE PIECE(ワンピース)』「エッグヘッド編」では、これまでの謎が回収されるどころか、新たな謎が次々に明かされ、混乱しているファンもいるのではないでしょうか?
画像は『ONE PIECE ワンピース 21stシーズン エッグヘッド編 piece.1』(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
【画像】未来の服装が「色気すごい」 こちらはエッグヘッドでの女性のぴっちりスーツです(4枚)
ベガパンク博士が命と引き換えに伝えたかったこと
※この記事には単行本『ONE PIECE(ワンピース)』109巻以降の内容を含みます。ご了承のうえお読みください。
『ONE PIECE』では、最終章突入後一発目のエピソード「エッグヘッド編」が完結しました。麦わらの一味は、エッグヘッド島からの脱出に成功し、エルバフへと航路を進めます。
最終章以前に、すでに数えきれないほどの謎が残された状態にもかかわらず、「エッグヘッド編」では、『ONE PIECE』の世界の根幹を揺るがすような重要な謎が明かさました。
特にベガパンクの命が脅かされたことで全世界に向けて発信された動画は、情報量がものすごく、内容を飲み込むのに時間がかかった人も多いのではないでしょうか?
動画のなかで特に注目したい部分をいくつか取り上げます。
まずは、近い将来、『ONE PIECE』の世界が海に沈むことでしょう。動画のなかで「巨大な地震が起きる」事実を被害状況とともに当てます。そして、1000年前にも一度世界が沈んでいることが明かされました。
「空白の100年」の間に、実に200mも海面上昇が起きており、現在、暮らしている土地は「1度沈んだ世界の断片」だったのです。さらに、海面上昇を引き起こした天変地異は「古代兵器」による人災だと語られました。
そして、ベガパンクすら全貌を知ることができなかった「空白の100年」を「ロジャー海賊団」のメンバーは知っているというのです。「シルバーズ・レイリー」のいう「楽しみ」には、どんな意味が含まれているのでしょうか?
続いて「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を手にしたものに、世界の運命が委ねられる点でしょう。「ワンピース」に近づけば、世界の真実にも近づいていくようです。ちなみに、ベガパンクの「ジョイボーイが望む者が(それを)手にするとは限らない!!!」というセリフには「これは悪い奴が手にするフラグでは?」と考えるファンも少なくありません。
最後は、「ジョイボーイ」という男についてです。ジョイボーイは、海で初めて「海賊」と呼ばれた男であり、伸縮する体で太陽の神「ニカ」のように戦った人物を指します。ベガパンクからの情報は途切れてしまいましたが、代わりに巨大なロボット「エメト」によって新事実が明かされました。
彼は五老星や海兵たちに大きなダメージを与えるほどの「覇気」の使い手で、エメトの記憶によると、麦わら帽子をかぶった人物ということが分かります。
しかし、その一方で五老星によって完全に聞き取れなかった部分もありました。「D」の名を持つ者たちへのメッセージです。「も……」で途切れ、配信が再開すると「受け継がれる意思」と続きました。翻弄された人もいるという「受け継がれる意思」はどのようなものだったのでしょうか。
次なる目的地は巨人たちの暮らす「エルバフ」です。「エルバフ」では、これまでの謎のなかで、解き明かされるものはあるのでしょうか?