「ドラゴンクエスト」シリーズでは、戦闘中にモンスターが「増援」として、別のモンスターを呼び寄せることがあります。この増援が戦況を一変させ、勇者たちを予想外の窮地に追い込みました。厄介な増援には、どんなモンスターがいたのでしょうか?
『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』 画像は同作のAndroidアプリ版
【画像】え…思い出してゲンナリする… コチラが苦い思い出のある戦闘シーンです(3枚)
呼ばれてやって来た恐ろしい強敵たち
「ドラゴンクエスト」のモンスターは、1体だけであればそこまでの脅威でなくとも、群れで現れると「強敵」になるものもいます。しかも、戦闘中に「◯◯は なかまを よんだ!」と、ほかの仲間を次々と呼び出されると、さらに厄介なことになります。呼ばれてやって来たモンスターによって時に戦況が一変し、勇者たちが予想外の窮地に追い込まれることもありました。「マドハンド」が次々と仲間を呼び、画面いっぱいになってしまうのは「あるある」だったのではないでしょうか。
ほかにも、『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の「だいまじん」が、厄介な「増援」のモンスターとしておなじみです。だいまじんは「マドハンド」に呼ばれて出現するモンスターで、屈強な見た目に劣らない高い攻撃力を持ちます。「トラウマモンスター」の代表格である「ひとくいばこ」と同じぐらいの攻撃力といえば、分かりやすいかもしれません。
火力の高さだけでも脅威なのに、だいまじんはさらに、2回攻撃や痛恨の一撃を繰り出してきます。痛恨の一撃は連続で出してくることもあり、マドハンド戦では常に警戒せねばならない存在です。「HPが低い時に限って呼んでくる」「らいじんのけんを落とす可能性があるのが唯一の救い」と、だいまじんとの戦闘に苦い思い出を持つ人が多いようでした。
攻撃力が強い敵だけでなく、「回復役」を呼ばれるのも厄介です。『ドラゴンクエストVI 幻の大地』では、ボス戦で回復役を呼ばれることがありました。呼ばれると最も厄介なのが、HPを全回復させる「ベホマスライム」です。しかも、ベホマスライムはボスである「アクバー」戦でも出現します。正確には、アクバーのお供である「ガーディアン」が呼び出します。
決死の覚悟でアクバーを瀕死まで追い詰めたのに、ガーディアンにベホマスライムを呼ばれて、アクバーに「ベホマ」をかけられてしまった……という経験をした人は多いのではないでしょうか。アクバーは「ザオリク」を使用できるため、ガーディアンやベホマスライムの蘇生をしてくるのも厄介な要因となっています。
増援がトラウマ級の災害をもたらしたパターンもありました。『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』の「ブルーイーター」はその代表例です。ブルーイーターは、「エビルマウンテン」に出現する「エビルイーター」に呼ばれて出現します。
ブルーイーターの攻撃自体は至ってシンプルな打撃ですが、素早さと攻撃力が高いため、先制でこちらのHPを容赦なく削ってきます。また通常の攻撃よりも火力の高い攻撃をひんぱんに行ってくるのも、かなり厄介です。
1体に苦戦していると、エビルマスターにどんどん追加の援軍を呼ばれたり、「ベホマラー」で回復されたりするなど、悪循環に陥ってしまいます。 また、ブルーイーターは一部の呪文に耐性を持っているのも戦況が厳しくなる要員です。正に「初見殺し」の増援といってよく、主人公の「バギクロス」がブルーイーターには全く通用せず、困惑した人も多いようでした。
他にもネット上では、『ドラクエ7』の「ヘビークラウド」や、『ドラクエ9』の「スライムベホマズン」を挙げる声もありました。戦闘開始の段階ではどれほど仲間を呼ばれるか予想できず、「まさかこんなに手こずるとは……」と戦闘終了後にボロボロになってしまうことも多々ありました。あなたはどんなモンスターに苦戦させられたでしょうか?