クエンティン・タランティーノが、映画「トイ・ストーリー4」を観たくないという。「トイ・ストーリー3」のエンディングが完璧だったことが理由だそうだ。

ビル・マーのポッドキャスト「クラブ・ランダム」に登場したタランティーノはこう語る。

「僕はアニメ映画の類を全部チェックしているわけじゃない。けど『トイ・ストーリー』3部作の大ファンなんだ。おそらく本当に究極にうまくいっていて、反論の余地がない3部作は『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』だけだと思う」
「他の3部作が成し得なかったことをやってのけている」
「1作目は凄いし、2作目は本当に素晴らしく1作目を消し去るほど大きなキャンバスにアイデア全体を拡張している。そして3作目は2作目に対して同じことをやるんだ。この作品だけができたことだ。1作目から2作目への大きな飛躍はあっても、3作目はうまく着地しないものだから」

そして「トイ・ストーリー」について、タランティーノはこう続けた。

「3作目はとにかく最高だよ」
「今まで見た中で最高の映画だ。前の2作を観ていた人はただただ打ちのめされる」
「けどその3年後くらいに4作目が作られてさ。観たいとは思わないよ。文字通り完璧に物語を終わらせたんだから。良作かなんて関係ない。僕は御免だ」