作者が苦手意識を感じる「ちょうどいいサイズ感のエピソードトーク」。飲み会で話を振られ、なんとか無難に乗り切ったのですが、仲間が話すエピソードトークを聞いて……。Instagramで公開されたマンガが、「難しいですよね」と話題の作者、「ピリきゅうちゃん」さんにお話を聞きました。



ちょうどいいサイズ感のエピソードトークについて描いたマンガのカット(ピリきゅうちゃんさん提供)

【マンガ本編】飲み会で振られた話題に、脳内会議! 出した答えが無難すぎて…「難しい!」

「エピソードトーク」って難しい!

 エピソードトークが苦手なことについて描いたマンガが、Instagramで2400以上のいいねを集めて話題となっています。

 飲み会などで話を振られたとき、作者が苦手に思うのは「ちょうどいいサイズ感のエピソードトーク」。過去の経験を思い出しながら、あれこれ考えるのですが、結局無難に答えてしまいます。すると、仲間のひとりが……。読者からは、「分かります!」「なかなか難しいですよね」「ピリきゅうちゃんさんの、ポップじゃないやらかしも好きです(笑)」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、エッセイ漫画家の「ピリきゅうちゃん」さんです。ピリきゅうちゃんさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー「ちょうどいいエピソードトーク」は、特にどのような理由から苦手なのでしょうか?

 基本的に「人は自分に興味がないんじゃないか」という疑念がありながら、人付き合いを始める傾向にあります。なので、短い会話のやりとりのなかで「なんとか意味のあることをしなければいけない」と考えさせられる点が苦手ですね。

ーーピリきゅうちゃんさんが思う、「ちょうどいいエピソードトーク」のポイントは何ですか?

 とにかくサイズ感ですね。ちょうどいい長さで終わる話ができる人を見ると「おお~!」となります。

ーーその後、「ちょうどいいエピソードトーク」はできるようになりましたか?

 いまだにできませんが、自分ができないことに関してはどうでもよくなりましたね。半ば諦めもあります。しかし、やはり話がうまい人を見ると憧れる気持ちはまだあります。

ーー読者のなかにも、「ちょうどいいエピソードトーク」を求められ、困っている方がいるかもしれません。そんな皆さんにひと言伝えるとしたら?

「無理をするな! ヘラヘラしときゃええ!」

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

 共感の意見が多かったです。皆さんも「ちょうどいいサイズ感のエピソードトーク」に頭を悩ませているみたいでした……。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 職場の飲み会のように少し気を使う場に行くと、こういうことがあるよなと思ったので、その感じをマンガで表現してみました。