緑黄色社会が、11月22日公開の映画「六人の嘘つきな大学生」の主題歌を担当することが決定した。
「六人の嘘つきな大学生」は、2021年に刊行され、現在までに累計60万部を突破している浅倉秋成による同名の大ヒット小説が原作。就職活動を舞台に6人の登場人物の裏の顔が巧みに暴かれていく“密室サスペンス”要素と、そこで明らかになった6人の「嘘」と「罪」の真相が、クライマックスで次々と伏線回収される“青春ミステリ”要素を圧倒的なクオリティで掛け合わせ、大人気を博している小説を、監督・佐藤祐市と脚本・矢島弘一により実写映画化。主人公・嶌衣織役の浜辺美波をはじめ、波多野祥吾役の赤楚衛二、九賀蒼太役の佐野勇斗、矢代つばさ役の山下美月、森久保公彦役の倉悠貴、袴田亮役の西垣匠の人気と実力を兼ね備えた6人が繰り広げる、極上のミステリーサスペンスだ。
主題歌に決定した「馬鹿の一つ覚え」は同作のために書き下ろされた楽曲で、作詞・作曲を長屋晴子(Vo.)が手掛けた。「何が本当で、何が嘘?」なのかわからない、最終面接で“謎の告発文”を発見し、追い詰められていく6人を表現しているような歌詞と、映画のミステリー、サスペンス感を体現するような疾走感あふれるメロディーが印象的な楽曲となっている。
「馬鹿の一つ覚え」を使用した最新予告映像は、YouTubeで公開中だ。
☆稲垣優プロデューサー コメント
これまでファンの一人として緑黄色社会さんの楽曲を聴き、ライブを拝見し、一つ一つの作品に籠められた真っすぐなメッセージとメンバー皆さんの真摯なパフォーマンスに、何度も心を打たれてきました。そんな“嘘”とは無縁のイメージがある緑黄色社会さんに、「もし“嘘”をテーマにした曲があったら、どんな楽曲になるのだろうか?」と思ったのが、本作の主題歌オファーのきっかけでした。そしてデモを聴いた瞬間、これまでの皆さんのどの楽曲とも異なる新たな魅力溢れる歌詞、メロディに鳥肌が立ったと同時に、映画『六人の嘘つきな大学生』の最後の1ピースはこの主題歌によって埋まり、完成するという確かな手ごたえを感じました。メンバー皆さんに原作、映画本編をご覧いただき書き下ろしていただいた、正真正銘の“嘘の無い”主題歌。是非エンドロールの最後までお楽しみください。
☆長屋晴子(緑黄色社会)コメント
今回、「六人の嘘つきな大学生」の主題歌のお話をいただけて率直にうれしかったです。作品では様々な角度で“嘘”が描かれていると思いますが、私が思う“嘘”に対しての気持ちを曲にしたいなと思い、そこから着色をしていきました。
☆穴見真吾(緑黄色社会)コメント
ハラハラしたり、振り回されるような映画のアミューズメント感みたいなものが曲に出ると良いなと思い、フレーズやキリキリとした音色を取り入れるなどを意識して作りました。エンドロールで流れるのを観たらはまっていて良かったです! ぜひ映画館で聴いてほしいと強く思いました。
☆ストーリー
誰もが憧れるエンタテインメント企業「スピラリンクス」の新卒採用。最終選考まで勝ち残った6人の就活生に課せられたのは“6人でチームを作り上げ、1か月後のグループディスカッションに臨むこと”だった。全員での内定獲得を夢見て万全の準備で選考を迎えた6人だったが…急な課題の変更が通達される。
「勝ち残るのは1人だけ。その1人は皆さんで決めてください」
会議室という密室で、共に戦う仲間から1つの席を奪い合うライバルになった6人に追い打ちをかけるかのように、6通の怪しい封筒が発見される。その中の一通を開けると…
「×××は人殺し」
そして次々と暴かれていく、6人の嘘と罪。誰もが疑心暗鬼になる異様な空気の中、1人の犯人と1人の合格者を出す形で最終選考は幕を閉じる。
悪夢の最終面接から8年が経ったある日、スピラリンクスに1通の手紙が届くことで衝撃の事実が発覚する。
それは、<犯人の死>。
犯人が残したその手紙には「犯人、×××さんへ。」という告発めいた書き出しに続き、あの日のすべてを覆す衝撃的な内容が記されていた。
残された5人は、真犯人の存在をあぶりだすため、再びあの密室に集結することに…。嘘に次ぐ嘘の果てに明らかになる、あの日の「真実」とは――。