ジェイムズ・ダレンが死去した。88歳だった。1950年代から1960年代にかけてハリウッドのアイドル的存在となったジェイムズは、サンドラ・ディーと共演した映画「ギジェット」などに出演。1961年にリリースしたシングル曲「グッバイ・クルーエル・ワールド」は大ヒットを収めた。

親友のナンシー・シナトラは、9月2日に他界したジェイムズへの追悼の意をTwitter(X)にこう捧げている。

「世界で、私の人生の中で、最も親密な友人のひとりが他界しました。娘AJのゴッドファーザーでした。彼の宇宙とその彼方への旅が早く、美しいものでありますように」

一方、ジェイムズの公式サイトは「ジェイムズ・ダレンが今日、ロサンゼルスのシーダーズ・サイナイ医療センターで眠るように亡くなったことをご報告するのは悲しいことです」と声明を発表。ジェイムズは、1960年に結婚した妻エヴィー・ノーランドとの間に3人の子供がいる。

死因は明らかになっていないが、米ゴシップサイト・TMZによると、ジェイムズは大動脈弁置換術を受ける予定だったが、手術が行われる前に「手術を受けるには体力がなさすぎると判断され、家に帰された」という。

1980年代に警察ドラマ「パトカーアダム30」に出演、1990年代末には「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」でヴィック・フォンテーンを演じたジェイムズ。最後の映画出演は2017年の「ラッキー」、また2019年に14枚目のアルバム「ライブ!フォー・ザ・ファースト・タイム!」をリリースした。