アイアンがうまくなる〝軟鉄鍛造〞のメリット2
”キレ”にも通じる「打感のよさ」は「打音のよさ」
「軟鉄は打感がいい」といわれるが、インパクトの感触は”音”が大きく影響している。
「軟鉄鍛造は打音がよく、いい音がすると打感がやわらかく感じられる。逆に鈍い音がしたり高すぎる音がすると硬いと感じてしまいます。いい音がして打感がやわらかいと感じると、実際は長く接地していなくてもボールがフェースにくっついている時間が長く感じられるため、目標までボールを運んでいくような感覚がもてる。これは狙ったターゲットをとらえる”弾道のキレ”につながる感覚になります」(大川)。
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アイアンがうまくなる〝軟鉄鍛造〞のメリット3
”フェースに乗る”にも通じる打感がいいと大振りしない
打感が悪いのはインパクトが薄いせいだと思って、強振したり打ち込みすぎてしまうのはミスヒットのもと(×)。やわらかい素材でソフトにインパクトしても打感がいい軟鉄だとコンパクトに振ってもいいフィーリングが得られる。球離れも遅くなるのでボールがフェースに乗ってくれる(○)。
「打感がいいとクラブを振り回さなくなります」と大原。アマチュアはいい打感を自ら作りにいく傾向があり、それが大振りや過度に打ち込んでしまう原因になることがあるが、打感がやわらかいと強振しなくても心地よいソフトな感触が得られるので、コンパクトに振るスイングを習得しやすい。