元日本代表FWの城彰二氏が9月3日、自身のYouTubeチャンネルに最新コンテンツを投稿。ポストプレーについて語った。
現役時代はポストプレーの名手としても知られた城氏は、その定義はシンプルだという。
「相手にボールを取られないことでしょ。ただ相手に対して後ろ向きで、どうボールを触らせないか、自分のボールにできるかってこと。もうシンプルなんだよ。相手、自分、ボールでしょ。これの間に入っているから、相手が足を出しても取れないところにボールを置けば、ボールキープはできる。もうこれ単純なことでしょ。これを動きながら、どうできるのかを考えるのが、ポストプレーの定義というか。常にどこに止めたらいいのかを考える」
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具体的には、次のように説明する。
「足の裏を使ったり、外に足を広げてアウトサイドで止めることが多くなる。インサイドで止めようとすると、どうしても足もとになってしまうから取られてしまう。アウトサイドで足を伸ばした段階で、遠くに自分でコントロールできるか。それが速いボールだったり、浮いてきているボールだったり。どんなボールでも自分の思ったところにアウトの感覚で止められるかどうかが、すごく大事」
さらに、国際舞台では工夫が求められるという。
「特に海外選手とやる場合は、リーチが長いから。日本の感覚でやっていると、スパッと持ってかれる。だから、角度とかを調整しながらちょっと変えるとか、逆に上体が浮いたまま足を伸ばすのと、低い段階で足を伸ばすのでは、距離が違う。低い方が足が伸ばせる。バランスも崩れないし。
でも、高い位置で立ったまま足を伸ばすと、長さもあるでしょ。だから、もっと重心を低くとか、身体をもっと斜めにすれば遠くにいけるなとか、斜めにしすぎると倒れちゃうなとか。そういう感覚だよね。常に自分がどのバランスで、どのぐらいの距離を取れるのかを、俺は練習したよ」
シンプルなプレーだが、細部にこだわって、その技術を磨いたようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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