東京都練馬区に本店を構えるスーパー「アキダイ」。野菜や鶏卵の高騰など、家計に関わるニュースが出るたびに、秋葉弘道社長がノーギャラでテレビの情報番組に出演し、店頭で在庫状況などを説明。今や日本一有名なスーパーと言っても過言ではない。
主婦層の好感度も高いことで知られるが、この日ばかりは「不快すぎる」「テレビ消した」などと拒絶反応が寄せられることとなった。
9月3日にオンエアされた「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)で取り上げたのは、令和の米騒動。「アキダイ中継 コメ高騰いつ収束?」と題して「アキダイ」関町本店から生中継。女性リポーターが米売場までやってくると、棚は空っぽ。「この後、30袋入荷する予定ということなんですが、まだ入っていません」と述べて、千葉県産ふさおとめなどの値段を伝えた。
その後、秋葉社長が画面に現れると、番組司会の宮根誠司は「秋葉社長、今のところ、今日はお米入ってきてないんですか?」と質問。秋葉社長は「そうですね。昨日は注文した数がしっかり入ってきまして、非常に安心していたところなんですけども…」と話し始めたところで、思わぬハプニングが発生した。メディア誌ライターが解説する。
「秋葉社長がコメントし始めたところでお店の電話が鳴り始めたんです。最初のコールはスタッフが出たようで、すぐに鳴りやんだのですが、その直後、再び電話が鳴り始めました。その後、秋葉社長がお米の値段について説明している間も電話が何度も鳴り、ワイプに映る宮根さんが一瞬、眉をひそめる一幕も…。鳴ったり止んだりを繰り返していましたが、いちばん長いコールを計測したところ、1分15秒におよんでいました。テレビから聞こえる呼び出し音を実際の家の電話と勘違いした視聴者は少なくなかったようで《空耳かと思ったらテレビか…》《電話の音がわずらわしい》《電話が気になって中継内容が頭に入ってこない》などと困惑の声があがっていました」
中継の最中にアキダイ店舗に殺到した電話は、お米の在庫確認だったのか、それとも「イタ電」だったのか…。真相は不明だが、今後の中継では何らかの対策が必要かもしれない。