『ONE PIECE(ワンピース)』では「最強の悪魔の実」に関する議論がたびたび話題となります。そこではさまざまな理由で、いくつもの悪魔の実が名を連ねますが、元バロックワークスの「Mr.3」こと「ギャルディーノ」の能力「ドルドルの実」にも、最強説が浮上していました。



Mr.3(ギャルディーノ)がジャケットに描かれた『ONE PIECE Island Song Collection リトルガーデン「リトルガーデンMUSEUM」』(エイベックス・ピクチャーズ)

【画像】イケメン化しすぎ! こちらはMr.3の実写キャストです

汎用性がスゴイ!防御力ハンパない!

『ONE PIECE(ワンピース)』初期エピソード「アラバスタ編」に登場した「サー・クロコダイル」をトップとした組織「バロックワークス」を覚えていますか?

 麦わらの一味に敗れて以降、数名をのぞいて本編での登場はほとんどありません。そのなかでもクロコダイルほどの強さはなく、「ニコ・ロビン」のように仲間にならなかったにもかかわらず、唯一登場し続けているキャラがいました。

 それは、バロックワークスの「Mr.3」こと「ギャルディーノ」です。彼は仲間にはならないものの一時的に共闘するなど麦わらの一味とたびたび遭遇し、最終的には「バギー」と行動をともにしています。

 彼の「ドルドルの実」は防御に特化しており、一部のファンからは「実は最強じゃない?」との声があがっていました。実際に「最強」になりえるのでしょうか?

 まず「ドルドルの実」は、ろうそくのロウを自在に操る能力です。「リトルガーデン編」にてMr.3と初めて対戦したルフィたちは、この能力に苦戦を強いられていました。

 この能力の特筆すべき点は圧倒的な防御力でしょう。「ドルドルの実」で生み出されるロウは、一度固まると鉄に匹敵するほど硬化します。それを活かして防御スーツの作成や、ロウの壁を作って物理的なバリアを張ることも可能です。特にロウの壁は「モンキー・D・ルフィ」すら生死をさまようほど強力なマゼランの毒を防ぎました。

 ほかにも、ロウ人形を作り出すことで分身を精製したり、手錠の鍵を作成したりと幅広い応用が利くようです。もちろん、どの生成された道具も巨人族が敵わないほどの強度でした。

 そこに加わる要素が、まだ謎も多い「悪魔の実」の「覚醒」です。悪魔の実が覚醒すると「己以外にも影響を与え始める」ようです。

 もしも「ドルドルの実」が覚醒した場合、遠隔でもロウ化することができるようになるのかもしれません。となると、大量のロウ人形を操り、自分に忠実な軍隊を作ることもできそうです。

 弱点である火にさえ触れなければ、どんな敵も手を出せない「ドルドルの実」について、ファンからは「巨人を抑え込める硬度は最強」「敵さん火だけは使わないであげて」「汎用性トップクラスだな」「海賊団ひとつに匹敵するじゃん」などの声があがっていました。

 現在、Mr.3が所属する、「バギーズデリバリー」は「クロスギルド」へと名前を変え、クロコダイルや「ジュラキュール・ミホーク」も一緒に行動しています。バギーの「取りにいく」宣言から「ひとつなぎの大秘宝」争奪戦に、間違いなく絡んでくるでしょう。

「クロスギルド」では、しっかり自らの技を磨き続けていたのか、Mr.3の作中での今後の活躍に期待が高まります。