熱い戦いをもう一度!『鳥人間コンテスト2024』TVerで見逃し配信中! 公式YouTubeチャンネルでは全チームのフライトも配信!

1977年に始まり、今回で第46回を迎えた『Iwataniスペシャル 鳥人間コンテスト2024』が、9月4日(水)に放送されました。現在TVerでは見逃し配信中です。さらに、鳥人間コンテスト公式YouTubeチャンネルでは全チームのフライトも配信されています。

滑空機部門で歴代最高記録更新!


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灼熱の琵琶湖で繰り広げられた熱い熱い戦いを制したのは、人力プロペラ機部門は「東北大学 Windnauts」、滑空機部門は「Team 三鷹茂原下横田」。滑空機部門では前人未踏の新記録が誕生! ついに滑空機の飛距離が600m台に突入、鳥人間の長い歴史に新たな1ページが刻まれることとなりました。


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人力プロペラ機部門 優勝「東北大学 Windnauts」21823.69m

優勝回数6回を誇り、昨年も42kmを超えるビッグフライトで学生記録を更新した「東北大学 Windnauts」。今年のパイロット、登藤成琉さんは、学生記録チーム、優勝候補としての重圧に押しつぶされ、トレーニングでも思うような結果が出せませんでした。プレッシャーを跳ね除け、新しい歴史を刻むことはできるのでしょうか!? 登藤さんを信じ続けたチームメイト、彼らが作り上げた、昨年よりも精度を上げた最高の機体に乗って、目指すは学生記録更新と完全制覇!

きれいなテイクオフから、高度を保ったまま、順調に距離を伸ばしていく「東北大学 Windnauts」。ゆったりと安定したそのフライト姿には王者の風格さえ感じられました。ところが、10キロを過ぎたあたりから、湖上の風に変化が。少しずつ高度が下がり始め、15キロを通過したころには水面がすぐそこに迫っていました。暫定1位だった「早稲田大学宇宙航空研究会 WASA」の記録を抜き、今大会の優勝が確定したものの、苦しいフライトが続いていきます。

「やばい、やばい、つりそう!」 今大会出場チームで初めて18キロ先の旋回パイロンに到達したものの、パイロットの登藤さんは苦悶の表情を浮かべます。さらに、無線が壊れた為、ボートで伴走している設計担当の稲垣翔吾さんと話すことができないというトラブルも発生。位置が分からない飛行が、登藤さんの体力を奪っていきます。旋回が完了し、プラットホームへの折り返しが始まりましたが、この時点で、フライト時間は1時間を超えました。体力の限界を超え必死にこぎ続ける登藤さんでしたが、ついに着水。今大会一のビッグフライトの記録は、21823.69m。

素晴らしい記録の優勝でしたが、パイロットの登藤さんは「優勝はできたんですが、思っていた結果と違った」と悔しがります。「途中で無線が途切れてしまったって聞いたんですけど」と心配するSnow Man阿部には、「聞こえなくなって、焦ったし怖かったんですけど、みんながずっと応援してくれてると思ってたんで、諦めないで進もうと思いました。ありがとうございます」と、これまでずっと支えてくれたチームへの感謝を口にしました。