無念…店長の最後の言葉
「経営判断で撤退するエリアの閉店セレモニーを見に行ったとき、店長の力だけでは限界があることはきっとどこかでわかっているとは思いますが、『自分にもう少し力があれば、経営を回復させることができれば、と自問自答した日々もあった』というスピーチを聞き、志半ばでその地を去ることになってしまった悔しさを感じ取ることができました。
綱島店の閉業時はほかの店舗に比べてすごくたくさんの人が集まっていましたが、その時点で、閉店した店舗の中で最も長い、42年の歴史があったことが関係していると思います。しかし9月以降に、津田沼店や柏店、藤沢店など、綱島店よりも歴史を重ねた店舗の閉店が控えており、さらにたくさんの人が集まる店舗が出てくるかもしれません」
時代の移り変わりとともに、少しずつ姿を消していくヨーカドー。今ある景色を目に焼き付け、感謝とともに送り出していきたい。
取材・文/集英社オンライン編集部