大阪府知事、大阪市長らが参列
ステージ横の大型モニターに、うめきた地域の歴史が映し出されると、式典がスタート。ステージ上には、主催者、来賓が並び、順に挨拶を行います。
まず主催者挨拶として、吉村知事が登壇。後ろを振り返りながら「これが梅田です、新しい梅田の顔です」と紹介すると、「本当にすごいな、こんなに素晴らしい街になるんだと感動しました」と笑顔を見せます。そして、これから未来を見据え、何が大切か考えたとき、都心のど真ん中に本物の緑を作ろうということが始まったと話すと、来年の万博のときには8割が完成するとアピール。新しい梅田の顔を元にもっと大阪、関西を成長させて、個性豊かな100年、200年愛される街づくりをしていきたい、と力を込めました。
続いて横山英幸大阪市長は、世界的な都市はターミナルの近くに巨大な公園があり、都市の品格が高いという印象があったと話し、大阪の都心部に緑の拠点ができ、合わせてイノベーションの拠点である「JAM BASE」ができることがすばらしいとコメント。さらに、うめきたが大阪、関西、日本のイノベーションの拠点となり、「JAM BASE」がその中心的役割となると思っていると話しました。
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新しいランドマークとなる「大屋根」
大屋根の基本設計・実施設計・監理を担当した株式会社SANAA事務所の妹島和世氏は、大阪の中心的な場所に、街に囲まれた緑を実現できたのは大変素晴らしいと思うと話し、駅からもビルからも遊歩道からも見える、下にいると広場と一体になって時間を過ごせる、新しいランドマークになるそういう場所が作れたらと設計させてもらったと明かしました。
また西沢立衛氏は、自然からやってくる建築の姿、ランドスケープとの一体化、公園と一体化した建築を目指したと話しました。