貴重な勝点1を持ち帰った。
9月5日に北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第1節が各国で開催。グループBのパレスチナ代表は韓国代表と敵地で対戦し、0-0で引き分けた。
劣勢を強いられる時間帯は長かったが、守護神ラミー・ハマデフの好守もあり、格上の韓国を相手に最後まで粘り強く戦い抜いた。
韓国メディア『ニュース1』によれば、パレスチナのマクラム・ダブーブ監督は「大変な試合だったが、引き分けという良い結果を得て満足だ」と手応えを口にした。
「私たちの試合を応援しに来たパレスチナのファンに喜びを与えることができたと思う。幸せだよ。グラウンドのコンディションが100%ではなく、選手たちの体力も完璧に整っていなかった。
それでも彼らは指示された戦術をうまく実行し、期待通りのパフォーマンスを発揮できた。両チームとも決定的なチャンスを逃したので、引き分けは妥当な結果だった」
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イスラエルとの紛争で政情が不安定なパレスチナは、自国リーグが中断されるなど最終予選を戦うには困難が伴っている。だが、指揮官は「私たちの選手は、大きなプレッシャーを受ける状況でうまくやれる“強いメンタル”を持っている」と胸を張る。
「私たちは今、非常に厳しい状況だが、史上初めてワールドカップ本戦の舞台を踏む可能性がある。その希望をパレスチナの人々に伝えたい。私たちはこれからもパレスチナ人のために最善を尽くす」
イ・ガンインやオ・セフンの決定的なシュートを止めたハマデフも「私たちは苦しい状況でも、(ワールドカップ出場という)夢のためにプレーしていることを世界に示し続けたい」と、さらなる奮闘を誓った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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