電撃引退の知らせは世界を驚かせた。
アーセナルやユベントスで活躍したポーランド代表守護神のヴォイチェフ・シュチェスニーは先日、現役引退を発表した。ユベントスとの契約を解消し、新天地がどこになるか注目されていた矢先のことだった。
ユーベと2025年までの契約を結んでいたシュチェスニーだが、高額報酬のベテランを手放し、フレッシュな顔ぶれを増やすというクラブの方針で契約を解消することに。当初は中東移籍が取りざたされてきたが実現せず、本人から引退が発表された。ユーベは新たにミケーレ・ディ・グレゴリオを獲得し、正守護神として開幕から起用している。
シュチェスニーによれば、もともと今季をラストイヤーにするつもりだったという。だが、ユーベのゴールマウスを最後まで守る考えでもあったとのこと。その願いがかなわなかった落胆を隠していない。ただし、クラブを恨んでいないとも強調した。
『Gazztta dello Sport』紙によると、シュチェスニーはYouTubeでのインタビューで、「今季もチームを助けたかったけど、それは僕次第じゃない」と話している。
「構想外になるとは思っていなかった。想定外だった。契約延長について話し合わなければいけなかった昨季の最初、(クリスティアーノ・)ジュントリSDと非常に誠実に話し合った。部屋で座って3分。2024-25シーズンが終わったら引退すると伝えたんだ。それから新聞でディ・グレゴリオとクラブの交渉を読むようになった」
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シュチェスニーは「ディ・グレゴリオのことは尊敬している。彼が第2GKとなるシナリオは予想していた」と、後進への敬意を強調。そのうえで「昨季が終わったとき、残ると確信していた。構想外になるとは思っていなかった。クラブの選択だ。賛同はしていない。でも、受け入れる」と続けた。
「まだたくさんやれると思っていたから、あと1年ユベントスでやりたかった。でも、ユベントス以降の挑戦には備えていなかった。クラブの選択には賛同していないけど、ジュントリに対する恨みはない。クラブを尊重する。夏の間、彼らも僕を尊重してくれた。ユーベのサポーターであり続けるよ」
ただ、悔いを問われると、シュチェスニーは「ひとつだけ」と、もうひとつの古巣への愛情も語った。
「やり直すなら、生涯アーセナルでプレーする。子どものころからガナーズのサポーターだった。去らなければいけなかったのは、キャリアで最もつらかった瞬間だ。放出されたけど、自分はまだプレミアリーグでプレーできると分かっていた」
アーセナルで長年戦い、ローマを経て、ユベントスでも長期にわたって活躍してきたシュチェスニー。最後の希望がかなわなかったのは残念だが、偉大なキャリアだったことは変わらない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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