年収1300万円・36歳女性漫画家がX婚活でまさかの大苦戦…「DMわずか4件」「年収400万円でも25歳で大学職員やってたときはめちゃくちゃモテていたのに…」

ED、ギャンブラー…波乱万丈の元彼事情

「私は3年間大阪で暮らしていて、今年の春頃に上京してきたのですが、実は上京後すぐに『付き合ってほしい』と言ってくれた男性がいたので、とりあえずその人とお付き合いをしてみたんです。でも、その人とはまったく会話が弾まず、一緒にいてすごくしんどかったんですよね。

彼といるとき、走馬灯のように今までの彼氏とか友だちと過ごした楽しい時間がよぎって……。ああ、一緒にいて全然おもしろくない人となんとなく付き合って結婚しても、こんなふうに思っちゃうんだなって。

それは相手に対して失礼だと思ったので、1週間から10日ほどでお別れすることになりました。結局、彼とは手を繋ぐくらいしかしていないですね(笑)。大阪で付き合っていた彼氏がすごくおもしろい人だったから、ギャップも大きくて」

大阪在住時代にお付き合いをしていたという男性は、あんじゅ先生よりさらに年収が高く、見た目もそれなりにイケており、コミュニケーション能力も抜群だったという。なぜ、そんな最高の彼氏とお別れしてしまったのか。

「実は彼がEDになってしまったんです……。それで、男女の仲ではなくなってしまいました。EDの原因は、過労によるものだったそうです。仕事ができる高収入の男性は魅力的ですが、やっぱり働きすぎはよくないですね。

さらにもうひとつ前の元彼は、ギャンブルが好きな人で。一緒に暮らしていて、麻雀に勝ったときは家賃を入れてくれるのですが(笑)。でも、私はなぜかギャンブルが強い人に惹かれてしまうので、安定した恋愛は難しいのかも」

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日光が入らない部屋でも“丁寧な暮らし”がしたい

恋愛がなかなかうまくいかないあんじゅ先生だが、自分自身の問題点については次のように分析する。

「やっぱり、私の女子力のなさが原因でしょうね。最近Vlogを見るのにハマっているのですが、朝早く起きてお部屋を掃除して、メイクしてカフェに行って……みたいな、ああいう女子力というか、丁寧な暮らしがいまの自分には圧倒的に足りていないと思います。

でも、丁寧な暮らしをするには自然光が必要不可欠じゃないですか。それなのにいま私が住んでいる家は、本当に日光が1ミリも入らない部屋なんです。内見せずに決めてしまったことを今になって後悔しています」

あんじゅ先生の運の悪さは、婚活にも災いしているようで。

「以前、オンラインお見合いコンテンツのPR案件をいただいたことがありまして。オンライン上で5人くらいの男性と順番に1:1で話していくのですが、なぜか私のときだけ最初の10分以降まったく繋がらなくなってしまい。

ほかの男女はみんなちゃんと話せているのに、私だけ、どのデバイスを使っても復旧できず。だから、私と話すターンが来たときだけ、男性陣みんな休憩時間みたいになってて(笑)。私、呪われているのかもしれません」

これだけさまざまな“ネタ”を持っているなら、もはや結婚できないままのほうがおもしろそうだが……。

「いやいや結婚したいですよ(笑)! そもそも、大学職員を辞めて絵の仕事を始めたのも、ハイスペと結婚してゆっくり家で好きなことやるっていう夢があったからなので。

気が付いたら恋愛よりも仕事に熱中して、ここまで来てしまいましたが、仕事が軌道に乗った今だからこそパートナーがほしいと感じます。もちろんひとりで自由に生きるのも素敵だと思いますが、私は家族に憧れがあるので。もう少し婚活を頑張りたいです!」

最後に、婚活に奮闘している人々へ、あんじゅ先生からメッセージをもらった。

「毎日忙しいというのはみんな共通していると思ってて。だからDMやLINEでは変な駆け引きをせず、自分の思いとか伝えたいことはしっかりまとめて送り、相手に余計な時間や手間を取らせないよう配慮するのが大切だと思います。

私はあのイラスト一枚で自分のいいところや特徴をまとめたつもりです。引き続きお仕事を頑張りつつ、いい人にも出会えたらなーと思ってます!」

取材・文/渡辺ありさ 撮影/恵原裕二