大屋夏南<連載コラム>第2月曜日更新モデルの大屋夏南がありのままに自由でいるためのカナ的イズムを書き綴る♡
心が弱ってしまったときは/夏南の法則 Vol.131
もうすぐ春ですね。
2024年もあっという間に3月に入りました。時が経つのは本当に早くて、もっと一瞬一瞬を噛み締めなきゃ!と思う日々です。
さて、春はいろいろな考え方でデトックスをするのにいい季節だと言われていて、冬に溜め込んだものを心身ともにクリアにしていく良いタイミングとされています。
暦上では2月4日の立春から春となっていますが、気分的にも世間的にも春のムードが漂い始めるのは今月の中頃。それに合わせて私もゆっくりデトックスを始めました。
まずは家のデトックスと題して大規模な断捨離。家中の収納の中身を必要なものとそうでないものに分けて、今の自分に必要のなくなったものを手放す作業から始めました。
実は決断を後回しにして“とりあえず”取っておこうと思ったものを、これまた“とりあえず”の場所(自分の目に入らないところ)にしまい込んで、いろいろな引き出しや扉の中が鮨詰め状態になっていました。
中に入らなくなってくると、その外にもモノが溢れかえって積み重なり、家のあらゆるところにモノの小山が…。
この状態になると手をつけるのが億劫になってしまいますが、春という季節の流れに乗って立春の前の日からスタートし、だいぶ片付いてきました。
不思議なのは家がスッキリしていくと、気持ちもスッキリしていくことです。1つモノを手放すと、自分の中のモヤモヤも1つ消えていくようでした。身の周りを整えると心も整っていく。そんな経験をして、改めて心と体は繋がっているんだなと感じます。
自分の精神力だけじゃどうしても抜け出せないような場所に辿り着いてしまったときは、無理に気持ちを変えようとするんじゃなくて、違うところにアプローチをしてみるのがいいです。
私たちは環境からの影響も大きく受けているので、それを少し変えてあげるだけで光が見えてきたり、スッと自分をすくい上げられたりします。
断捨離に限らずいつもより念入りな掃除や模様替え、ずっと気になっていたキャンドルを買ってみるのもいいし、毎日使うアイテムを新調するのもいい。自分なりにいろいろ試してみて、心が弱ったときの“処方箋”を見つけられるといいよね。
新しい始まりや変化の多い季節、自分の心に優しくいきましょ。
素敵な1ヶ月でありますように♡
大屋夏南
1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、スタイルブックや旅エッセイガイドを出版するなど幅広く活躍中。