日本代表は9月5日に開催された北中米ワールドカップのアジア最終予選・第2節で、中国と埼玉スタジアム2002で対戦。7-0の圧勝を飾った。
この一戦で、3-4-2-1の右シャドーでフル出場した久保建英は、正確なFKで遠藤航の先制ゴールをアシストすれば、後半アディショナルタイムには強烈なシュートで1ゴール・2アシストと躍動。神出鬼没な動きで中国の守備陣を翻弄してみせた。
代表では輝きを放った久保だが、所属するレアル・ソシエダではやや苦しんでいる。
ミケル・メリーノとケビン・ル・ノルマンという主力の退団、ともに優勝したEURO2024やパリ五輪に出場した選手が多いことによるコンディション不良、CF補強の遅れなど様々な要因でチームが不調に。開幕4戦で格下相手に1勝1分け2敗と出遅れた。
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スタメンを外された第2節のエスパニョール戦では、決勝ゴールを叩き込んだ久保も、他のアタッカー陣の不振でいつも以上にマークが集中したり、そもそもボールが回ってこなかったりしたこともあり、本来のパフォーマンスを発揮できていない。
7日、バーレーンのマナマ近郊で行なわれた日本代表の練習後に取材に対応した23歳のレフティは、クラブの現状について、「今のソシエダは正直苦しんでいますし、うまくいってない」と語っている。
「みんなのコンディションも良くないなか、何とかみんなで頑張ってはいますけど、明らかに今までのソシエダじゃない。そういった意味で、僕もフルのパフォーマンスは出せていない」
ただ、現状のソシエダは、この日本代表MFが打開しない限り、いい形が作れない状況だ。リーガのチームと中国では「相手のレベルも違う」(久保)のは間違いないが、森保ジャパンと同様のパフォーマンスが求められている。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
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