また日本戦が引き金に? 0-7惨敗後、中国で監督解任論が白熱。地元メディア激推しの後任者は…「最高の消火器となる」

 森保一監督が率いる日本代表は9月5日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第1節で、中国代表と埼玉スタジアム2002で対戦。7-0で大勝し、圧倒的な力の差を見せつけた。

 一方、中国は厳しい現実を突き付けられる結果に。ブランコ・イバンコビッチ監督は「0-7なんてスコアは誰も受け入れられない」「多くのファンがアウェーの試合を見に来てくれたなかで、みんなをとても悲しませてしまった。我々のパフォーマンスによって自信を失わせたことに関して、ファンに謝りたい。批判や怒りは理解できる」と謝罪を余儀なくされた。

 中国内では、そのクロアチア人指揮官を巡り、解任論が白熱しているようだ。現地メディア『捜狐』が8日、「中国代表は監督を変えるべきか?」と題した記事を掲載。「日本代表に0-7の惨敗を喫した後、『監督を交代すべきかどうか』が、メディアやファンの間で最も多く上がっている議題だ」と報じている。
【画像】機内での選手たちの様子は?貴重なチャーター機ショット
 解任となった場合の後任には、過去二度の期間に渡って中国代表を率いた経験のある自国のガオ・ホンボ氏を猛プッシュ。「世界中で外国人監督を探す必要はない。身近に最高の消火器となる非常に適切な候補者がいる」と切り出し、「最も相応しいと言える三つの理由」をこう伝えている。

「第一は、中国サッカーへの深い理解と、地元選手の心理を正確に把握している点だ。対照的に外国人監督の迅速な適応には疑問が残る。第二に、彼の指導スタイルは柔軟性と多用途性で知られ、チームの品位と規律を保ちながら、対戦相手の特徴に応じて戦術レイアウトを素早く調整できる。

 最後のポイントは実績だ。データによると、ガオ・ホンボが率いる中国代表は非常に高い勝率を記録している。彼のような経験豊富で才能のある地元の監督は、後任として十二分で、間違いなくイバンよりも良い仕事をするだろう」

 1年前には、ドイツが森保ジャパンに1-4の屈辱的な敗北を喫した後、ハンジ・フリック監督のクビを切った。またもや日本戦が引き金となるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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