「人は香りで恋をする」と言われるように、においはその人の魅力になります。
体臭は誰にでもあるものですが、体臭がきついと周りの人を不快にさせてしまいます。せっかく出会いの場に行っても、体臭がきついと台無し。臭い人には近づきたくないですもんね。
そこでここでは、自分の体臭を改善する方法についてご紹介します。
なぜ体臭がキツくなるの?
偏った食事
食事の内容は、体臭にダイレクトに現れます。
例えば、ニンニクをたくさん食べた翌日は、ものすごく臭いですよね。
血中ににおいの素が溶け込み、汗などに混ざって出されることで、自分だけでなく、周りにもにおいを振り撒くことになります。
体臭がキツくなりやすい食べ物は、肉類、香辛料などが代表的です。添加物の多い食事も、体臭の原因になります。
肉中心だったり、ファーストフードばかりだったり偏った食事をしている人は、一度見直した方がいいかもしれません。
運動不足
代謝が悪い人には、普段運動をしないという人が多いです。
運動をして汗をかく習慣がないと、汗を出す汗腺の機能が低下して、皮脂の多い汗をかきやすくなります。
このようなベトベトの汗は、体臭のもとになり、体から臭うだけでなく、服にも染み付いて、嫌な臭いを放つようになります。
ストレス
ストレスが大きいと、体が緊張して活性酸素が増え、活性酸素によって皮脂が酸化するので、体臭がキツくなります。
またストレスは、自律神経の働きを乱します。自律神経のバランスが崩れるとホルモンバランスにも悪影響となり、皮脂が分泌されやすくなります。
活性酸素と過剰な皮脂によって、さらに体臭がキツくなり、体臭だけでなく、口臭も強くなります。
十分に洗えていない
お風呂に毎日入っていても、きちんと洗えていなければ、それが体臭の元となります。
特に汗を多くかく時期は、肌に汗や皮脂がとどまる時間が長く、体臭を発しやすくなるので、こまめなケアが必要です。
加齢
歳を重ねると、皮脂の分泌量自体は減るものの、皮脂腺の中で脂肪酸などが多く分泌されるようになり、「ノネナール」という加齢臭の原因物質ができやすくなります。
ノネナールは、古本のような、古い畳のようなにおいだと例えられ、汗を多くかくTゾーンや脇、胸元、背中などからは特に臭いやすくなります。
内臓の病気
体臭の原因が病気によるものだということもあります。
汗をかいた時、糖尿病だと甘酸っぱいにおいがするし、肝臓の機能が低下していると、アンモニアのようなツンとした刺激のあるにおいになります。
胃腸の機能が低下していると、消化しきれずに胃の中に残った物が腐敗臭のようなにおいを放つようになり、それが体臭や口臭になります。
(広告の後にも続きます)
体臭を改善するためにできることとは
バランスのいい食事をする
肉ばかりなど、偏った食事をするのではなく、ビタミン、たんぱく質、繊維質など、バランスの取れた食事をすることが大切です。
緑黄色野菜にたくさん含まれるビタミンには抗酸化作用があります。特に、ビタミンCやビタミンEはその効果が高く、ブロッコリー、アスパラ、アボカドなどに豊富です。
野菜やキノコ類には繊維が豊富で、体の中の余分な脂質や水分を排出してくれるので、デトックスすることができます。
タンパク質としては、脂質の少ないものを選ぶのがおすすめ。鳥のささみや胸肉、牛の赤身などがいいでしょう。
魚や大豆などからタンパク質を摂ると、栄養価が高く脂質が少ないので、美肌など美容にもいいですよ。
こまめに体を動かす
体を動かすようにすることで代謝が上がります。代謝が上がると、体内の巡りが良くなり、きちんとデトックスできるようになります。
体の中に余分なものを溜め込むことがなくなるので、汗などから嫌なにおいを発することもなくなり、皮脂の分泌も抑えられて汗がサラサラになります。
また運動はストレス発散にもなります。自律神経の働きが整うため、内臓の働きも良くなり、体臭や口臭を抑えることができます。
運動をする! というとハードルが高いと感じる人は、日頃からこまめに体を動かすことを意識するだけでOKです。
姿勢を正すことだけでも、腹筋や背筋など体の大きな筋肉を使うので、代謝アップに効果を期待できます。
専用石鹸で洗う
加齢臭対策には、加齢臭に効く石鹸やボディソープを使うと効果的です。
肌がデリケートな人には、敏感肌用のものがおすすめ。
洗浄力の強いものだと肌にダメージを与え、ダメージのある肌には雑菌が湧きやすくなるので、肌質に合ったものを使うのがベスト。
デリケートゾーンにも、専用のものがあります。
頭皮や背中は特に汗腺が多く、髪の毛や衣服に隠れていて蒸れやすいこともあり、においやすい箇所です。
体臭が気になる人は、特に丁寧に洗うようにしてくださいね。