U-20日本女子代表は現地9月8日、コロンビアで開催されているU-20女子ワールドカップのグループステージ(GS)最終戦で、U-20オーストリア女子代表と対戦した。
日本もオーストリアも連勝を飾り、すでに決勝トーナメント進出が確定。首位突破を懸けた一戦で、ヤングなでしこは立ち上がりからボールを握り、敵陣に攻め込んでいく。相手のロングボールを軸とした攻撃にも冷静に対応する。
テンポ良くショートパスをつなぎ、中央からでもサイドからでもアタックを繰り出す。22分には佐々木里緒が思い切りの良いミドルで狙うが、これは相手GKの好守に阻まれる。
24分には松窪真心、その1分後には松永未夢がそれぞれボックス内から惜しいシュートを放つ。31分にも松窪のお膳立てから小山史乃観が鋭い一撃で相手ゴールを脅かす。
完全にリズムを掴んだ日本が試合を優位に進める。果敢に攻め立てるなかで38分に均衡を破る。左CKの流れで、佐々木のクロスに岡村來佳がヘッドで合わせたシュートは相手GKに弾かれたが、こぼれ球を土方麻椰が頭で押し込んだ。
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1点リードで迎えた後半も、日本がポゼッションで上回り、自分たちのペースで追加点を奪いにいく。
しっかりとリスクマネジメントしながら、息の合ったパスワークで攻撃の糸口を探る。72分にはやや遠い位置での直接FKを大山愛笑が狙ったが、枠を捉え切れず。
その後もチャンスを作るなかで、79分に天野紗の縦パスに抜け出した土方が強烈なシュートを叩き込み、この日2点目をマーク。試合はそのままタイムアップとなり、日本が2-0で快勝した。
これでGS3連勝で首位通過を果たしたヤングなでしこ。ラウンド16では現地12日にアフリカの難敵ナイジェリアと相まみえる。日本時間で13日の10時にキックオフ予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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