ニュージーランド在住の作者は、たまに日本のお菓子が無性に恋しくなるときがあります。すると、画期的なサービスを夫が見つけてきて……。海外在住ならではの悩みと葛藤を描いて話題になったマンガの作者、オカチャンさんにお話を聞きました。



マンガ「夢のサブスク」のカット(オカチャンさん提供)

【マンガ本編】ニュージーランド在住者「日本のお菓子食べたい!」 めちゃそそる”サブスク”って?

海外生活の悩みを解消してくれる画期的サービス!

 海外生活の悩みを解消してくれるサービスを描いたマンガ「夢のサブスク」が、Instagramで400以上のいいねを集めて話題になっています。

 海外に住んでいると、たまに日本のお菓子が無性に食べたくなるという作者。そんな欲求を満たしてくれる、魅力的なサブスクを見つけたのですが……。読者からは、「私も我慢しています」「海外では売っていない、日本のお菓子が食べたくなりますよね」という共感の声や、「日本から送ると送料が高くて……」という嘆きの声などがあがっています。

 このマンガを描いたのは、ニュージーランド在住で、主婦のオカチャンさんです。ニュージーランドで暮らす日本人家族の日常をマンガにして、Instagramやブログ「NZにこにこ落書き」で発表しています。オカチャンさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーーどんなときに日本のお菓子が恋しくなりますか?

 海外の「甘すぎるお菓子」を食べたとき、日本の繊細かつガツンとくるお菓子が恋しくなります。

ーーニュージーランドに住んでいて、日本のお菓子を買うことはよくありますか?

 海外で作られたものですが、日本風のおせんべいなどはよく買います。ポテトチップスは日本のものより海外のものの方が大容量なので、海外のものを選びます。

ーー日本のお菓子のなかで、1番恋しくなるものは何でしょうか?

 和菓子です! 日本にいる頃はそれほど好きではなかったのですが、いまはあんこや大福が食べたくて仕方ないです。和菓子はニュージーランドでも都市部なら買えるそうですが、私たちの街ではなかなか売っていません。

 ほかにも、季節限定やご当地のお菓子がないので、そういう「お菓子にまつわる楽しさ」も恋しくなります。

ーーニュージーランドのお菓子で、オカチャンさんがおすすめのお菓子は何ですか?

 有名なのはクッキータイムというクッキーやチョコレートだと思います。ですが、私のおすすめは、お店で焼きたてのクッキータイムやジェラートアイスなど、お土産で持って帰れないものばかりです。

ーー1日のうちで、マンガはいつ描いていますか?

 みんなが寝たあとや、昼間のひとりの時間を使って、一気に描きます。

ーー今回の作品について、どのような意見が寄せられていますか?

「海外で日本のお菓子が売っているだけでも感謝だけど、ラインナップが決まっていますよね……」など、共感のコメントをいただきました。ほかには、海外に住んでいる家族にお菓子を送っていたという方から、「日本から送ると送料は高いし、送り方も難解すぎてハードルが高いです」というコメントもありました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 おいしい羊かんが食べたくて、ニュージーランドまで発送可能か調べているときに、ちょうどお菓子のサブスクの広告を見たのがきっかけです。