【全日本】故・小林邦昭さんと世界ジュニアかけて対決 渕正信が哀悼の意「戦いがいのある素晴らしいレスラーであった」

 故・小林邦昭さんの訃報を受け、渕正信が哀悼の意を表した。

 渕は1984年よりジャパンプロレスの一員として全日本に参戦していた小林さんと何度も対戦。世界ジュニアヘビー級王座をかけて対決し、87年1月には勝利した渕が同王座初戴冠を果たしている。

 西村修から訃報を知らされたという渕は「何度か手術をしているのは知っていたがここしばらく入院していたのは知らなかった」と驚きを隠せず。「10年ほど前、仲介者を介して電話で話したのが最後だった」という。

 世界ジュニア初戴冠となった小林さんとの一戦は渕にとっても「思い出に残る試合」で、「タフでパワーがあり、戦いがいのある素晴らしいレスラーであった」と振り返った。同世代である小林さんの訃報に「電話では近々会って昔話をしようと笑いながら話していたんだが…。残念。ご冥福をお祈り致します」と哀悼の意を表した。

【お悔やみ】小林邦昭さんの訃報について

全日本プロレスでも活躍された小林邦昭さんが68歳でご逝去されました。

小林邦昭さんは初代タイガーマスクとの抗争で名をはせ、”虎ハンター”の異名をほしいままにしました。全日本プロレスには1984年よりジャパンプロレスの一員として参戦。1985年にダイナマイト・キッドを破り、世界ジュニアヘビー級王座の前身であるNWAインターナショナル・ジュニアヘビー級王座を獲得。1986年にはヒロ斎藤を下して第2代世界ジュニアヘビー級王者になるなどご活躍されました。

小林邦昭さんの訃報に接し、全日本プロレス所属選手・スタッフ一同、哀悼の意を表し、謹んでご冥福をお祈りいたします。

全日本プロレス

■渕正信選手よりコメント

小林邦昭の訃報は今朝、西村修からのメールで知った。驚いている。

私と同じ1月生まれでちょうど2歳年下。何度か手術をしているのは知っていたがここしばらく入院していたのは知らなかった。10年ほど前、仲介者を介して電話で話したのが最後だった。ジャパンプロレス時代全日本のリングで何度も対戦した。

1987年1月3日、彼に初めて勝って世界ジュニア奪取は私にとって思い出に残る試合。タフでパワーがあり、戦いがいのある素晴らしいレスラーであった。電話では近々会って昔話をしようと笑いながら話していたんだが…。残念。ご冥福をお祈り致します。

渕正信