映画『ビートルジュース ビートルジュース』(9月27日公開)のジャパンプレミアが10日、東京都内で行われ、日本語吹き替え版でビートルジュースを演じた山寺宏一とアストリッド役の伊瀬茉莉也が登壇した。

 本作は、ティム・バートン監督が『ビートルジュース』(88)の35年後を描くホラーコメディー。前作に引き続き、主人公のビートルジュースをマイケル・キートンが演じ、ウィノナ・ライダーも娘を持つリディア役で続投。伊瀬はリディアの娘、アストリッド(ジェナ・オルテガ)の声を担当した。

 本作について山寺は「これぞホラーコメディー! これぞティム・バートンという作品。手前みそですが、吹き替え版の出来がいい」とアピールした。

 今回は、日本語吹き替え版のキャストが“全身吹き替え”をしたことも話題となった。イベントでは全身吹き替えの等身大パネルと並んでトークを展開した。

 伊瀬は「完全再現。メークも衣装もすごくこだわっていて。『私、ティム・バートンの映画に出演できるんですか?』という気持ちでした。全身吹き替えは前例のないこと。作品愛を感じました」と明かした。

 一方、山寺はパネルを見つめながら「型取りなどの準備に4時間、メークに約5時間、撮影には3時間を要した。これは完璧なプロモーション。これで注目を引いて、とにかく見ていただこうという気持ち。バズらなきゃいけないんです」と言葉に力を込めた。

 さらに「前作の(西川)のりお師匠の吹き替えが大好きな人もいると思います。僕にはあんなに面白いアドリブは入れられない。でも、培った経験を基に全力で挑みました」と語った。

 最後は、「まずは見てください。見て、吹き替え版いいなと思ったら周りに薦めてほしいし、駄目だなとも思ったら字幕版を見てください。見た上で、いろいろとみんなで字幕がいい、吹き替えがいい、両方楽しいなどと話してワイワイ盛り上がってほしい」と訴えかけた。