2024年9月4日に発売された『ONE PIECE』の新型ファンブック「VIVRE CARD」最新作で、「フランキー」に関係すると思われる重要な情報が明かされました。本編では描かれていない意外な真実とは、どんなものなのでしょうか。



画像はフランキーが表紙の「ONE PIECE Log Collection “FRANKY”」(エイベックスピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

【画像】え…っ?「このポーズしたがるのは遺伝?」 こちらがフランキーの「パパ」かもしれない人物です

親子で決定? 急浮上したフランキーの「父親候補」

 マンガ『ONE PIECE』の新型ファンブックである「VIVRE CARD~ONE PIECE図鑑~
」には、本編では描かれていない、キャラクターの意外な情報などが書かれており、たびたびファンのあいだで大きな反響を巻き起こしています。そして最新版である、2024年9月4日発売の 「VIVRE CARD ~ONE PIECE図鑑~ BOOSTER PACK 脅威!「新世界」の強者達!!」には、「麦わらの一味」の船大工である「フランキー」に関係すると思われる、重要な情報が掲載されていました。それはいったい、どんなものだったのでしょうか。

 前述の「VIVRE CARD」では、元「四皇」である「カイドウ」率いる「百獣海賊団」の「大看板」のひとり、「クイーン」が取り上げられています。もともと科学者でもあるクイーンは、「疫災弾」と呼ばれる特殊な弾を使い、疫病を蔓延させる戦法も使う人物です。さらに、「リュウリュウの実 古代種 モデル『ブラキオサウルス』」の能力者でもあり、「ワノ国編」では「麦わらの一味」の料理人「サンジ」と戦いました。

『VIVRE CARD』には、そのクイーンの生涯を綴った「History」が掲載されています。そこには、39年前に「平和研究所MADS(マッズ)に所属し殺戮(さつりく)兵器を量産」、36年前に「子供が生まれる」とあり、さらには26年前に「息子を捨て、百獣海賊団に加入」と書かれていました。

 この事実が、一部のファンのあいだで大きな話題となっています。クイーンに子供が生まれたという36年前は、フランキーが生まれた年であり、フランキーは子供の頃、海賊である親に捨てられた、という過去を持っているのです。クイーンが26年前に捨てた子供がフランキーであっても、不思議ではありません。

 もちろん、この情報だけでは、ふたりが親子関係にあるという事実は立証しにくいでしょう。しかし、フランキーとクイーンには、「サングラスをかけている」以外にも、いくつかの「似ている」点があります。まず、どちらも一見そうは見えませんが、クイーンは科学者、フランキーは船大工および数々の機械、兵器の発明家で、両者ともに高度な技術と専門知識を持つ人物です。

 ほかにもたとえば、コーラを「命の水」というフランキーと、おしるこを「酸素」と呼ぶクイーンには「甘味をエネルギーにしている」という共通点がありました。さらに、ふたりともダンスが好きで、初登場シーンではダンスを踊っていたことや、ともに自身の体を改造していること、血液型が「XF型」であることなど、似たところがいくつもあげられます。

 また、一部のファンからは「コミックス39巻と93巻の構図から、ふたりが親子ではないかと思っていた」という予想の声もありました。『ONE PIECE』39巻の表紙は、中央にいる主人公「モンキー・D・ルフィ」の後ろに両手でガッツポーズをしたフランキーがおり、93巻表紙には同じく中央のルフィの後ろにフランキーと似たポーズのクイーンが描かれているのです。

 これらの共通点から、ネット上では「ほぼ確定じゃね?」「ガチで親子ならテンションあがる」など、大きな反響が巻き起こっていますが、ファンの間では「もしもふたりの親子関係が事実なら、この伏線をどう回収するの?」「ワノ国で負けて、さらに緑牛(海軍大将)に養分吸われたクイーンは再登場できるのか」などと疑問視する声もあり、彼らの関係が掘り下げられるのかは不明です。いずれにせよ、これからの展開から目が離せません。