【DDT】大石が緊急対戦でディーノと4分7秒ドローも9・29後楽園で再戦決定 勝俣らに新生NωA託す

 『ネタバレ禁止×ビアガーデンプロレス in UENO』が10日、東京・上野恩賜公園野外ステージで行われ、10月に退団を控える大石真翔がDDT所属としては最後となる暖色ディーノとの一騎打ちが決定。勝俣瞬馬、夢虹、須見和馬に新生NωAを託した。

 大石は10・3新宿大会をもってDDTを退団する。この日の大会終了後、「やりたいことが残ってます」とし、ディーノとの一騎打ちを希望した。現在、DEAD OR ALIVE(D・O・A)で共闘している二人は、かつて“ほもいろクローバーZ”として活動し、“ガンナメ・エクスプレス”なるタッグチームを結成していたこともある。DDTにおける大石のレスラー人生でディーノは切っても切れない存在といえる。

 すると今林久弥GMはボーナストラックとして両者の一騎打ちを行うことを決定。撤収時間が迫っているため、4分7秒1本勝負の短時間ながら緊急決定試合のゴングが鳴った。両者は観客席になだれ込み、セコンドも交えて縦横無尽に大乱闘を繰り広げた。リングに戻ると、大石が逆リップロックを見舞ったものの、あっという間にタイムアップ。ドローに終わった大石は「やり足りねぇ」とシングル再戦を熱望。今林GMが9・29後楽園大会での一騎打ちを決めた。

 そして大石は勝俣、夢虹、須見をリングに呼び出すと、「俺のアイドルの頃を託したい」と新生NωAを結成するよう要望した。NωAはかつて大石、井上麻生(現MAO)、勝俣の3人で構成されたアイドルユニット。9・4新宿大会でラストライブを行ったばかりだ。16歳の夢虹、22歳の須見は大乗り気だったが、32歳の勝俣はさすがにちゅうちょ。それでも大石が説得すると、渋々承諾。晴れて「新NωA」(仮)が誕生した。

 試合後、大石は「やっぱり4分7秒では足りなかった」と振り返り、急きょ決まった・29後楽園大会での再戦へ向けて「ディーノとは最後とは言わないけど、シングルマッチ、楽しみにしててほしいですね。ワンマッチ興行でもいいかと思ったんですけど、後楽園で組んでくれるというんで。最高の舞台でやりたい」と意気込むばかり。NωAを託した勝俣&夢虹&須美に「この間、ライブをやってみて、お客さんが今NωAを求めてると思ったんです。俺ももうできないから勝俣に任せて。昔俺がいたポジションに勝俣がなってもらって。NωAジュニアとして活動していた夢虹、須見にはジュニアを卒業してもらって、やっていってもらいたい」とエールを送った。