フリーアナウンサー・笠井信輔が11日、Ameba公式ブログを更新。タクシー乗り場で目撃した口論について振り返った。
■タクシー乗り場に並んでいると…
きのう10日に、東海テレビの番組出演のため愛知・名古屋を訪れていた笠井。仕事を終えた午後10時ごろ、タクシー乗り場に並ぶと、笠井の前には4人ほどが並んでいた。
「私の前には、70代と思われる男性。イライラしているのはすぐにわかりました。とても大きなカバンを、運転手さんにトランクに入れてもらっているお客さんには『早く乗りなよ』と、強めに声をかけたりしていました」という。
次にタクシーに乗ったのは、ベビーカーに小さな子供を乗せていた「20代くらいの若いママ」だった。ベビーカーをトランクに乗せるのに苦労していると、「『何やってるんだよ』聞こえるような声で、例の男性がイライラの小言を言ったのです」。
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■母親が「今なんつった!」
すると、「突然、その母親が振り返って『今なんつった! うるせーんだよ。おめー何様だよ』ものすごい形相で、その老人にかかってきたのです。現場は突然緊迫感に包まれました」と明かす。2人はしばらく口論状態となっていたが、運転手がベビーカーを積み終え、女性がタクシーに乗ったことで収まった。
笠井は「口火を切ったのは高齢男性の方ですが、あの時の母親の恐ろしい顔は、未だに忘れられません。皆、疲れてる。ストレス溜めてる」とつづる。
ベビーカー連れの人に周囲が冷たい態度を取ることもよくあるため、「ベビーカーを苦労し乗せているときに『手伝いましょうか?』ではなくて『早くしろ!』では、瞬間的に、怒りが爆発するのも、わかる気がします」と、女性の怒りにも理解を示す。
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■アンガーマネジメント
ただその一方で、「あそこまで怒りすぎるのは損だなとも思いました。どこで誰が見ているかわかりませんからね」として、「アンガーマネジメント」の考え方に言及。
「怒りといったものは6秒間、我慢しておくと収まるものであると。それでも納得がいかないことがあったら行動に出る。まずは、カッとなったときに、6秒間、心を落ち着かせる。そうすると、人は、冷静に物事を運ぶことができるという考え方です」と説明する。
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■「人が悪いわけじゃない」
笠井自身も、店やタクシーで嫌な対応をされて腹が立つこともあるものの、「アンガーマネジメント! ここで怒っちゃいけない。後で冷静に話をしよう、なんて考えていると精算の時に、『笠井さん、もう、お体大丈夫なんですか? よかったですね』そんな時に限って、声かけられたりするんです」と、同じ人物から思わぬ気遣いの言葉をかけられることも。
そのため、「客への対応がまずいからといって、人が悪いわけじゃない。やっぱり6秒間はまず我慢、ですね」と結んでいる。
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■「短気は損気」の声も
笠井のエピソードに、コメント欄では「いろんな意味で心が疲れはてている日本人」「日常生活に相当ストレスが溜まっているのでしょうねぇ」といった声が。
さらに、「『短気は損気』ですよね。今年の夏の暑さも相まって、冷静さが保てなくなっている様に感じます。周りに居た人達もかなりモヤっとしてたのではないでしょうか」「怒ったおじいさんもママさんもその前になにかあったのかも知れませんね。日頃の鬱憤を他人様に向けてはいけませんよね」といった意見も見受けられた。
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)