【AEW】オスプレイがAEW世界タッグ王者ヤングバックスに挑戦へ フレッチャーとカジノガントレット戦制す

 『AEWダイナマイト』が現地時間11日、ケンタッキー州レキシントンで行われ、ウィル・オスプレイがカイル・フレッチャーとともにカジノガントレット戦を制し、AEW世界タッグ王者・ヤングバックスへの挑戦を決めた。

 オスプレイは9・7シカゴ大会『オールアウト』でPACを熱戦の末に下し、インターナショナル王座を防衛。リコシェとの対決が浮上した中、この日、タッグ戦線参入という新たな展開が起こった。

 バックステージでドン・キャリス・ファミリーがインタビューを受けた際、ドン・キャリスが「ウィル。いい考えがあるんだ。今夜はタッグタイトルをかけてカジノ・ガントレット・マッチがある。カイル・フレッチャーと組んで、これに勝ってAEW世界タッグ王座に挑戦したらどうだ?」と提案。フレッチャーからも「あと少しで達成できるのに、達成できないことに俺はうんざりしているんだ。君ほど俺のことを知っている人はいない」と呼びかけられたオスプレイは「ノーとは言えない」と返答した。

 オスプレイはフレッチャーをパートナーに、AEW世界タッグ王座挑戦者決定カジノガントレット戦に臨んだ。試合は9チーム出場で、タッグマッチで試合が始まると、時間差で次々にチームが加っていくもの。勝利チームが9・25ニューヨーク大会『AEWグランドスラム』でタッグ王者・ヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)に挑戦する。

 王者・ヤングバックスが見守る中、試合はオスプレイ&フレッチャーと“FTR”ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラーの顔合わせで幕開け。オスプレイは開始早々、ハーウッドにオスカッターを狙ったものの、不発に終わるとウィーラーにシットダウンパワーボムで叩きつけられてしまう。さらにウィーラーに雪崩式ブレーンバスター、ハーウッドにダイビングボディプレスを立て続けに決められた。

 その後、“ライチャス”ヴィンセント&ダッチ、“アンディスピューテッド・キングダム”マイク・ベネット&マット・テイヴェン、“アクレイムド”マックス・キャスター&アンソニー・ボーエンス、“MxMコレクション”マンスール&メイセン・マッデン、“トップフライト”ダンテ&ダリアス・マーティン、“グリズルド・ヤング・ベテランズ”ジャック・ギブソン&ジェームス・ドレイクが次々に登場。最後に“アウトランナーズ”トゥルース・マグナム&ターボ・フロイドが加わり、全9チームが出そろった。

 リング内外に入り乱れての大混戦が展開される中、ジュリアスがノータッチプランチャで大勢に突っ込み、ヴィンセントにミサイルキックを放てば、ベネットがパイルドライバーで撃退。ならばとフレッチャーが垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、ダンテにパワーボムを狙ったが、ウラカンラナで切り返された。2カウントで返したフレッチャーはダンテのダイビングボディプレスを両ヒザで迎撃。次の瞬間、オスプレイがヒドゥンブレードをダンテの後頭部にぶち込むと、フレッチャーが首固めで丸め込んで3カウントを奪った。

 オスプレイ&フレッチャーがカジノガントレット戦に勝利。9・25ニューヨーク大会『AEWグランドスラム』でのタッグ王座挑戦が決まった。オスプレイは勝てば2冠王に君臨することになる。