米軍基地のカラオケは地獄だった!?→スタッフだけがゲッソリしてしまう理由とは…【米軍基地で働いてみた(68)】
米軍基地のカラオケは地獄だった!?→スタッフだけがゲッソリしてしまう理由とは…【米軍基地で働いてみた(68)】
(前回の続き)米軍兵士にも大人気の日本の文化が「カラオケ」です。
米軍基地では定期的に「カラオケナイト」というイベントが開催されるのですが、イベントの日が近づくとウキウキしだす兵士とは反対に、暗くなるのが働く私達スタッフです…。
その理由が解明される「カラオケナイト」当日になりました。
私を含めお気に入りのアーティストの曲を聞いたり、歌ったりするのは心地よいものですよね。
私が米軍基地で働き始めた当初は、「カラオケナイト」という名前にも関わらず肝心の歌声が聞こえないくらい演奏の音が大き過ぎて、お酒の注文も聞き取りにくい程でした。
そのうるさすぎる演奏ですが、歌う兵士からのクレームがあったのか、いつのまにかだんだん小さくなって、兵士の歌声がメインとなっていったのです。
もちろん、演奏の音量が下がり素敵な歌が聞きやすくなるのは全員が望む事…ですが、それには「歌がうまければ」という条件が付きます。
か細い伴奏の音楽の中、音痴な人が歌っていたり、酔っ払って呂律が回らない歌や絶叫などは聞いてる(シラフの)スタッフには苦痛でしかありません…。
米軍基地のカラオケは地獄だった!?→スタッフだけがゲッソリしてしまう理由とは…【米軍基地で働いてみた(68)】
昔は、歌に多少難があっても爆音のカラオケ伴奏で下手な歌がかき消されたのですが、現状の「ほぼアカペラ」では、調子はずれの歌を勤務中に延々と聞かされ続けるのです。
「Hey!君のために歌うよ!リクエストはある?」なんて、ほろ酔い兵士が自信満々で言ってきますが、その結果が大抵はひどい事になるという事は私は学びました。
もちろん歌の上手い兵士もいますが、何故か何度も歌うのは酔っ払ってまともに歌えない兵士が多いのですが、もしかすると厳しい訓練のストレス発散なのかもしれません。
それでも、下手な歌を聞かされ続けてゲッソリする私達スタッフのストレスはどこで発散すればいいのでしょうか…。
「カラオケナイト」のお口直しに、車中でお気に入りの音楽を大音量で流しながら、真夜中の帰路につくのが私のルーティーンになったのでした。
次回、米軍兵士達の息抜きの姿がおかし過ぎるお話は下の関連記事からチェック!