●だったら田舎でのんびり起業もいいんじゃない?
なので、僕はそのレースを終えることにしました。八ヶ岳で暮らすようになって、周囲と比較する気持ちも減りました。もちろん八ヶ岳にだって僕よりお金持ちはいますし、成功している人もいます。でも自分が満足できる暮らしならそれでいいんじゃないかな、って思っています。
もちろん、田舎暮らしでもお金は必要です。でも僕は暮らしていくのに充分な収入があれば、後は自分の時間を優先する暮らしの方が豊かな生活なんじゃないかって考えています。夏は、庭で夏野菜BBQ。冬は、ストーブで煮込み料理。季節を感じる生活は、本当にプライスレス(というよりそもそもお金がかかりません)な暮らしです。
買い物や文化的な娯楽は、都会のようには楽しめません。近くにはスーパーとホームセンター、ドラッグストアがある程度。でも、Amazonなどで買い物できるので特に困ったことはありません。音楽ライブやイベントなど都会でしか楽しめない娯楽もありますが、その時だけ都会に出かければいい話です。
「田舎でのんびり起業」どうですか。今の消耗する都市生活をリセットして、自分を大切な暮らしを目指したいと思ったら、選択肢として考えてみてください。
今後この連載では、田舎でのんびり起業について紹介していきます。「本当に稼げるの?」(最初からは稼げませんでしたよ)、「暮らしは不便なんでしょう?」(そんなでもないですよ)、「どうすればそんな暮らし方ができるの?」(これからお伝えしていきます!)、などなど。ご質問・ご相談もお待ちしております!(TMR・玉利裕重)
玉利裕重(たまさん)
八ヶ岳南麓のひとり法人(TMR)代表。外資系IT企業からのんびり田舎暮らしへ。起業コミュニティプログラム「ヤツビジ」を運営し、「田舎でのんびり起業」を目指す個人を応援している。お問合せ・ご相談はこちらのメールへどうぞ( contact@tmr-llc.jp )