国際政治学者の三浦瑠麗氏が9月13日、Xを更新。訪れた高級寿司店で撮影したと思われる写真をアップしたが、ひと言多かったようで……。
三浦氏はXで「生産者の顔が見える店、というコンセプトのお鮨屋さん。でもここはほんとに生産者が集って飲んでるんですよね。きのうは特に鰹の漬けとかぼちゃが美味しかった」と食レポを披露し、美味しそうな料理やお酒の写真をアップ。続けて「お米不足が言われていましたが、要は安い米の在庫がなくなった、ということ。消費者目線だけでなく生産者を知ると、日本の農林水産業も見えてくるものがあります」と説明した。
「要は安い米の在庫がなくなった」という表現が気になったが、案の定、コメント欄では《高い米はあるけど、市場に放出するには高すぎてかえって混乱をまねくって事でしょうか?》《安い米が無くなっても美味しい食事を楽しめます。って自慢?》などと、戸惑いの声とツッコミが入った。
ちなみに三浦氏はXで寿司店の店名も上げている。公式HPによると、魚介や野菜だけでなく、米や酢にもこだわって厳選しているとのこと。米は五ツ星お米マイスターが寿司専用米を軸にブレンドした特別米だという。
「安い米は不足しているけど、自分が寿司店で食べているような高級米は生産者の方々がきちんと作っている、とも取れる。三浦氏に悪気はないとは思いますが、書き方に引っかかりを感じる人が出てしまうのも頷けます。米が不足しているのは、減反政策が大きな理由だと考えられています。米以外の主食、パンやパスタなどの消費が増加傾向にある中、従来と同じ量の米を生産しても価格は下がる。これを防ぐために米の生産量を減らし、市場価格を調整している面がある。もちろん、生産者側にも様々な考えや立場があります」(週刊誌記者)
一方で三浦氏には、我々庶民の消費者の目線の感覚も、よくよく知って欲しいものだ。
(石田英明)