猫ブームバブルの裏側で発情期をコントロールする悪徳業者が横行…「子猫は死ぬと冷凍庫に保管し、ある程度死体がたまると…」とある繁殖業者アルバイトの証言

『猫を救うのは誰か ペットビジネスの「奴隷」たち』(朝日文庫)

太田 匡彦 (著)

2024/9/6792円(税込)304ページISBN: 978-4022621016

太田さんが執筆されたこの本には、
今の日本における動物愛護・保護の現状が全て記されています。
教科書レベルと言っても過言ではないかと。(解説より)
——坂上忍

猫は蛍光灯を1日12時間以上あてると、年3回は産める──。
人の都合で無理な繁殖、病を招く交配、幼くても出荷、「不良在庫」を引き取る闇商売……。
「かわいい」の裏側でビジネスの「奴隷」となる犬や猫たち。
凄惨な実態を、信念の取材が暴く。
《解説・坂上 忍》

【『「奴隷」になった犬、そして猫』に第5章・第6章を大幅加筆し文庫化!】
〈目次〉
文庫版まえがき
第1章:猫ブームの裏側、猫「増産」が生む悲劇 
第2章:「家族」はどこから来たのか、巨大化するペットビジネス 
第3章:12年改正、あいまい規制が犬猫たちの「地獄」を生む 
第4章:19年改正、8週齢規制ついに実現 
第5章:数値規制をめぐる闘い 
第6章:アニマル桃太郎事件から、5度目の法改正へ 
終章:幸せになった猫 
文庫版あとがき 
解説:坂上 忍 

※本書は、文庫化に際し『「奴隷」になった犬、そして猫』を改題し、大幅に加筆・修正したものです。