バクー市街地サーキットを舞台に開催されているF1第17戦アゼルバイジャンGP。レッドブルのマックス・フェルスタッペンは初日の走行を終えて、好感触を得たようだ。
第10戦スペインGP以来、勝利に手が届いていないフェルスタッペン。チームとしてもサマーブレイク前後はマクラーレンやメルセデス、フェラーリに対抗できず、マシンのバランス問題も露呈していた。
しかし第16戦イタリアGPから2週間後のアゼルバイジャンGPでは、フェルスタッペンがフリー走行1回目をトップタイムで終えると、フリー走行2回目ではもう1台のレッドブルであるセルジオ・ペレスがフェラーリのシャルル・ルクレールから0.006秒差の2番手で終えるなど上位に名を連ねた。
フェルスタッペンとしても、アゼルバイジャンGP初日はポジティブな1日だったとして、得られたデータから2日目以降の走行に向けて調整を行なうと語った。
「全体的に良い1日だったと思う。かなり多くのことを学んだ」とフェルスタッペンは言う。
「今はトライしたところを整理していくだけ。でも今のところ、今週末は競争力が高まっていると思う。それはポジティブなことだ」
そしてフェルスタッペンは次のように続けた。
「舞台裏で多くの作業があり、今後も止まらない。でも今日はポジティブだったよ」
また初日の段階でフェルスタッペンは、マシンのアンダーステアを訴えるシーンがあった。
これについてフェルスタッペンは、市街地戦ゆえに路面が滑りやすく、直角コーナーが多いことが関係していると説明しつつも、レッドブルがマシンバランスを改善する必要があると語った。
「コースはとても滑りやすいし、90度コーナーが多いから、少しでも(タイヤを)ロックしてしまったら、ウォールにぶつからないように念の為ブレーキを踏み続けることもある」とフェルスタッペンは言う。
「僕らはもう少しバランスを整える必要がある。そうすれば競争力を発揮できると確信している」