現在『ONE PIECE(ワンピース)』は、「エッグヘッド島」からの脱出に無事成功し、巨人族の王国「エルバフ」へと舵を切りました。では、「エルバフ」では、どんな人物が登場するのでしょうか?
ウルージとドレークが描かれた『ONE PIECE ワンピース 11THシーズン シャボンディ諸島篇 PIECE.06』(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
【ネタバレ注意】約900話ぶりの登場 まるでヒーローのような登場に歓喜したキャラ(3枚)
ついに再会がみられるのか?
※この記事には単行本『ONE PIECE(ワンピース)』109巻以降の内容を含みます。
最終章に突入した『ONE PIECE』の「エッグヘッド編」では、「Dr.ベガパンク」の配信を聞く世界中の人のなかに久しく本編に登場していなかったキャラが描かれ、話題となりました。『ONE PIECE』では、期間を空けて再登場することがたびたびあります。では、次に描かれる「エルバフ編」では、どのような人物が再登場するのでしょうか?
最も期待されているのは、巨人族で元海軍でもあった「ハグワール・D・サウロ」でしょう。サウロは幼少期の「ニコ・ロビン」と、禁じられた研究を進める島「オハラ」で出会っており、ロビンの友であり命の恩人という関係でもありました。
サウロは、国家戦争クラスの戦力で無差別攻撃が行われる「バスターコール」のかかったオハラから、ロビンを逃がすために命をかけ、当時の海軍「クザン」に氷漬けにされてしまいます。その後しばらくの間は死亡したものと思われていましたが、「エッグヘッド編」で「エルバフ」で生きているサウロらしき姿が描かれました。
つまり「エルバフ」では、ファンにとっても待望であったロビンとサウロの再会を見ることができるかもしれません。再会シーンを想像し、すでに涙を浮かべたファンも少なくないようです。
またサウロは、本作の鍵となる「Dの一族」のひとりでもあるため、サウロの再登場から、物語の核心に近づく重要な情報が解禁される可能性も十分にあり得るでしょう。
また、ルフィと同じ「最悪の世代」のなかで、唯一詳細が描かれていない人物「ウルージ」の再登場もうわさされています。破戒僧海賊団を率いるウルージはこれまでに、巨大な棒を振り回して戦い、体の一部を一時的に巨大化させてパワーアップする、能力者を匂わす描写などもありました。
しかし、それ以外の活躍はなく、「最悪の世代」のなかでは、最もスポットが当たらずの状態です。ウルージの目的は、巨大鉛筆削りを探すことでした。そして「エルバフ」は巨人族が暮らしているため、一つひとつが大きいです。このことからウルージが「エルバフ」に来る可能性がうわさされています。
ただ、ウルージには謎が多く、ルフィたちの味方として登場するのか、逆にルフィたちを阻む敵となるのか、判断がつきません。ウルージと麦わらの一味が対面したとき、どのような展開を迎えるのでしょうか?
そして、兼ねてより名前しか登場しておらず、さまざまな論争を巻き起こしている「火ノ傷の男」も「エルバフ」での登場に期待が高まっています。そもそも火ノ傷の男とは、原作第1056話にて、キッド海賊団「ユースタス・キッド」のセリフから飛び出し、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」争奪戦に参加するには、必要な人物といわれていました。
その後、第1081話にて、黒ひげ海賊団「マーシャル・D・ティーチ」が火ノ傷の男に関して、「ロードポーネグリフ」のひとつを持っていると発言していたのです。「ロードポーネグリフ」は世界に4つある「偉大なる航路(グランドライン)」の最終地点「ラフテル」への道しるべとなるものであり、火ノ傷の男は、その最後のひとつを持っている可能性がありました。
火ノ傷の男の正体については、前述した「サウロ」と考える人も多くいるなか、第1124話のラストカットにて、「エルバフ」でルフィたちの到着を待つ謎のシルエットが描かれました。そして、このシルエットこそ火ノ傷の男と考えるファンも増えているようです。
このほかにも、伝聞としてのみ登場し、シルエットで描かれた「ロキ王子」の登場などにも期待が寄せられています。振り返ってみると、より「エルバフ編」への期待が高まりそうですね。