9月5日~11日の1週間にAsageiBIZで配信し、多くのアクセスを集めた上位12記事を再び紹介する。党の“保守の顔”高市早苗大臣は「日本を世界のてっぺんに」と高らかに出馬表明したが、人付き合いの悪さが懸念されている。一方、“改革の顔”河野太郎大臣には「厄介な才能」「国会でよく寝てる」という意外な評価が…。(初公開は9月7日)
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「叩けばホコリが出まくりです。アメリカで『議会立法調査官』をしていたという経歴詐称疑惑とか、総務省の内部文書を『捏造』と断言したりとか。『捏造でなければ閣僚や議員を辞職する』と発言したものの結局は辞めなかった。なぜ支持されてるのか、まったくわかりません」
問題視されるのは、靖国参拝と「植民地支配はなかった」という歴史修正主義の主張も同様。また12年には生活保護受給者に対して「さもしい顔をしてもらえるものはもらおうとか、弱者のフリをして少しでも得をしよう、そんな国民ばかりがいたら日本が滅びる」と発言したこともあった。
「さもしい顔なのはお前らや。それ、自分たちのこと言ってるのちゃうの? と思いますよね」(雲水氏)
舛添氏は高市の政治スタンスに疑問を持つ。
「右に寄りすぎ。極右ですよね。安倍がいた時はよかったんだけど、今、日韓関係は良好なので、一昔前の嫌韓・嫌中の雰囲気を続けるというのは、国民的な支持を受けにくい。仮に総理になったら韓国と外交するわけで、そんなことをやってたらうまくいくものもいかない」
国民的人気者たちからして、この評価なのである。
国会議員にもかかわらず、気に入らない有権者をXで次々とブロックし、一部ユーザーからは「ブロック太郎」との異名で呼ばれている河野太郎の場合はどうか。
「変人なんですよ。党の会合でも、彼だけ突拍子もないことを言う。外務大臣や防衛大臣などを務めた経験だけは豊富ですが、私が評価しないのはマイナンバーがうまく機能していないこと。ワクチン担当大臣の際も、対応が後手後手に回った印象は否めません。ワクチン大臣のおかげで命が助かったとは、誰も思ってないわけですからね」(舛添氏)
雲水氏は、河野の立ち居振る舞いの幼児性を指摘する。
「国会中継を見ているとよう寝てますね。しかも野党の質問に『所管外でございます』を繰り返したり、会見で『次の質問どうぞ』を連発して説明責任を負わない。厄介なのは、英語をしゃべれることがストロングポイントだと思っていること。通訳を通さず自分の言葉を発するというのは悪いことじゃないですが、逆に言ったら、外国で何かを勝手に約束してきてしまわないか、不安がよぎる。派閥のボスである、あの麻生太郎に『常識を磨かないといかん』と諭されるわけですから、どんだけ常識ないのか」
(文中敬称略)